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フルサイズかAPS-Cか。両者を比較してみた

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フルサイズとAPS-Cの違いはどのようなところがあるのでしょうか?

手元にはフルサイズ一眼レフcanonの5DMark3とAPS-C一眼レフのニコンのD3300がありますので、比較しながら、その違いを明らかにしてみます。

まずは、そもそもフルサイズとは何か、APS-Cとは何かというところからお話ししていきます。

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1.フルサイズとAPS-Cを分ける基準はイメージセンサーのサイズ

一般の方々は知らない人が多いのですが、一眼レフには大きく分けて2種類あります。

それはフルサイズ一眼レフと、APS-C一眼レフです。

この二つを分ける基準はイメージセンサーの違いです。

イメージセンサーとは、レンズを通して入ってきた光を受け取る部品のことです。

このサイズが大きいタイプがフルサイズ、フルサイズよりも小さめなのがAPS-Cです。

イメージセンサーの比較

代表的なイメージセンサーを図にしてみました。

APS-Cは372.88mm2の面積を有しており、フルサイズの面積は864mm2で、APS-Cの実に約2.3倍の面積です。

なお、現在最も普及しているのはAPS-Cで、フルサイズはプロモデルで多く採用されています。

 

2.APS-C一眼レフとフルサイズ一眼レフの違い

2-1.イメージセンサーは大きい方が画質が良い

APS-Cとフルサイズを語る上で最も最初に出てくるのが画質です。

画質に違いが出るのはレンズや画素数など様々な要因がありますが、イメージセンサーのサイズも大きく影響します。

先ほども書きましたが、フルサイズのイメージセンサーはAPS-Cの約2.3倍あります。

たとえば、1000万画素のAPS-C一眼と1000万画素のフルサイズ一眼は同じ画素数ですが当然フルサイズ一眼の方が画質は綺麗です。

その理由としては、画素数が同じでイメージセンサーの大きさが異なるため、ひとつひとつの画素の大きさに違いが出来るためです。

そのため1画素あたりの光を受ける量に違いが出て、画質に差が出るのです。

ただ、映像エンジンやレンズ性能等にも左右されますので、あくまでイメージセンサーのみを比較した場合そうなる、ということです。

2-2.焦点距離が異なる

フルサイズとAPS-Cでは、レンズの焦点距離によって見える画角が異なります。

canonの場合は1.6倍、ニコンの場合は1.5倍になります。

 

例を挙げますと・・・

APS-Cに焦点距離100mmのレンズを装着した場合

→canonの場合は焦点距離160mm相当、ニコンの場合は150mm相当になります

APS-Cに焦点距離300mmのレンズを装着した場合

→canonの場合は焦点距離480mm相当、ニコンの場合は450mm相当になります。

 

ですので、ニコンの場合を挙げますと、100mmのレンズを装着したAPS-Cと150mmを装着したフルサイズは同じ画角になる、ということです。

どちらが良いかというと僕はフルサイズの方が有利であると考えます。

その理由を説明するためには次の画像をご覧ください。

後ろのダンボー君の大きさに注目してください。

 

APS-C(D3300)にて撮影。

レンズは35mm単焦点(フルサイズ換算で52.5mm)

焦点距離が短い場合は背景が小さくなる

 

フルサイズ(5DMK3)

レンズは50mm単焦点。

焦点距離が長い場合は背景が大きくなる

フルサイズで撮影した後ろ側のダンボー君はAPS-Cで撮影した後ろ側のダンボー君より大きく写っていることに気が付きましたか?

これは圧縮効果と呼ばれるもので、レンズの焦点距離が長い方が後ろの景色が大きく見えるという現象です。

一般的にレンズの焦点距離が長い方が自然な写真を撮ることが出来るため、同じ画角で比較した場合、長い焦点距離のレンズを装着することが出来るフルサイズの方が有利である、と思います。

さらに、焦点距離が短くなればなるほど、写真に歪みが発生しやすいため、その点からもフルサイズの方が有利であると考えています。

 

2-2.ボケはフルサイズの方が大きくなる

フルサイズとAPS-Cでは、ボケの量に違いが出ます。

というのも、「2-2.焦点距離が異なる」の項目でお伝えした通り、フルサイズはAPS-Cよりも同じ画角を得るのに長い焦点距離のレンズを装着することが出来ます。

焦点距離が長い場合は短い場合よりもよくボケます。

例を挙げますと

50mmのレンズと35mmのレンズで同じF値、画角で撮影した場合は50mmのレンズで撮影した方がよくボケます。

背景ボケについては一眼レフカメラで背景がボケた写真を撮る5つのテクニックをご覧ください。

 

焦点距離が短いと背景のボケは小さくなる

APS-C35mmレンズで撮影。F1.8 1/60秒 iso400

 

 

焦点距離が長いと背景は大きくなる

フルサイズ50mmレンズで撮影。F1.8 1/60秒 iso400

同じ環境で撮影していますが、背景のダンボー君はフルサイズの方がボケています。

2-3.価格はAPS-Cの方がお手頃

フルサイズとAPS-Cは価格にも差がでます。

APS-Cの入門カメラであるX7の価格は34,000円前後です。

APS-Cの最上位機種の7Dmk2は139,000円前後という価格設定になっています。

対してフルサイズの入門カメラは138,000円前後と入門機であるにも関わらず余裕で10万円を超えてきます。

さらに最上位機種1Dmk2は660,000円前後の価格設定となっています。

中古車が買えちゃいますね・・・。

あと盲点なのが、本体以外にもレンズもフルサイズの方が高いです。

そのためフルサイズを購入しようと思っていたけれど、APS-Cを購入して、余ったお金でAPS-C用レンズを充実させるという方もいます。


2-4.携行性はAPS-Cの勝利

2-4-1.重量

機種によりますが、基本的にフルサイズ一眼の方が重いです。

APS-Cの世界最軽量モデルであるX7は407gです。

ニコンのD5600でも465gです。

上位機種は重いものもありますが、最近のAPS-Cは500gくらいが相場かと思います。

対して世界最軽量フルサイズ一眼の6Dは755gもあります。

売れ筋のフルサイズ一眼の5DMark3は950gと、ほぼ1kgもあります。

2-4-2.サイズ

フルサイズ一眼とAPS-C一眼の大きさを正面から比較

左のカメラがフルサイズ一眼5DMark3で、右のカメラがAPS-C一眼のD3300です。

フルサイズ一眼とAPS-C一眼の大きさを真横から比較

真横からの比較です。

 

s_fullapsc

上側からの比較です。

こうして見ると違いがあるのが分かります。

一回りは大きいかと思います。

 

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はフルサイズとAPS-Cとは何か、その違いや特性について解説させていただきました。

フルサイズの画質は確かに素晴らしいですが、写真の良し悪しを決めるのは画質だけではありません。

画質以外にも光や構図、カメラの設定、被写体の状態、ポーズ、表情、レタッチなど様々な要因で写真の出来栄えは大きく変わります。

フルサイズは大きく重いため、持ち出すのにも少し気が引けて写真を撮らなくなるという人も少なからずいます。

カメラを選ぶ場合は、自分に合ったカメラを選択することが大切だと思います。

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