基礎知識

F値(絞り値)とは?デジタル一眼レフ初心者講座

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F値(絞り値)というのは、デジタル一眼レフを購入したばかりの初心者の方にとっては、よく分からない、聞きなれない言葉かもしれません。

しかしF値(絞り値)というのは思い通りの写真を撮る上で非常に重要な要素です。

この記事を読めばF値(絞り値)についてしっかりと理解を深めて今までよりももっと良い写真を撮れるようになります。

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1.F値(絞り値)とは?

F値(絞り値)とは、カメラのレンズの焦点距離を有効口径で割った値です。

カメラのレンズには光の量を調節する「絞り」というものがあり、その「絞りの値」をF値といいます。

F1.4、F2、F2.8、F4、F6,3、F8、F11、F13、・・・というように記されます。

F値の数字が小さいほど、絞りは開かれて、よくボケ、光の通る量は多くなります。

逆にF値の数字が大きいほど、絞りは絞られて、ボケがすくなく光の通る量は少なくなります。

なんだか、とても難しくていまひとつイメージ出来ないですよね・・・。最初はそれでも大丈夫です。少しずつ理解を深めていきましょう。

1-1.レンズの絞りを実際に見てみる

まず、最初にレンズの光の量を調節する「絞り」というものを実際に見てみましょう。

F値(絞り)が大きい状態です。

これはデジタル一眼レフカメラ用のシグマ30mm単焦点レンズです。一眼レフ本体から取り外して、レンズの内側から見ています。

 

この矢印の部分が「絞り」です。この絞りを調節して、カメラは明るさを調節しています。

 

このレンズのF値(絞り値)はF1.4~F16となっています。現在、このレンズの絞りは最も閉じている状態ですので、F値(絞り値)はF16です。

 

次に絞りを開放してみます。

絞り(F値)が小さい状態です。

これは絞りを開放した状態です。絞りを開放とは、絞りを限界まで開いた状態のことを言います。

 

現在、このレンズの絞りは最も開いている状態ですので、F値(絞り値)はF1.4です。

 

1-2.F値(絞り値)の特性

F値(絞り値)の特性の変化です。

こちらの表はF値(絞り値)の特性についてまとめた表です。

 

F値(絞り値)の数字が小さいほど、絞りは開かれて、『背景ボケが多くなる』、『光の通る量が多くなる』という特徴が出てきます。F値(絞り値)の数字が大きいほど、絞りは閉じられて、『背景ボケは少なくなる』、『光の通る量が少なる』という特徴が出てきます。

1-2-1.F値(絞り値)の数字が小さいほどよくボケる!

さて、F値(絞り)の数字が小さいほど大きくボケるという話をしました。

どの程度写りに変化があるのでしょうか。

実際に写真を見ていきましょう。

絞り優先AEでF16に設定して撮影しました。

上の写真は、F値(絞り)の数字が最も大きいF16で撮影したものです。

最も大きい数字ということは『背景ボケは少なくなる』とお話ししましたね。

フォーカスは手前のコップに合わせていますが、奥側のダンボー君もはっきりと見えます。

その後ろの壁紙などもくっきりと見えますね。

F5.6にて撮影しました。少しだけボケています。標準レンズの限界です。

上の写真はF5.6で撮影してみました。ダンボー君は少しだけボケていますね。

 

一眼レフカメラとセットになっているキットレンズなどはF5.6前後が性能の限界であることが多いです。残念ながら、一般的なキットレンズではこれ以上のボケは出来ません。

 

F2.8で撮影しました。ズームレンズの限界です。

上の写真はF2.8で撮影してみました。ダンボー君が大きくボケて手前のコップが強調されていますね。一眼レフらしい強力なボケですね。

 

F1.4で撮影しました。強烈なボケです。

上の写真はF1.4で撮影してみました。かなり強烈なボケですね。

 

ダンボー君は強烈にボケていますし、さらにコップの隅などにもボケが出ています。

 

1-2-2.F値(絞り値)の数字が小さいほど、たくさんの光を取り込める!

さて、次は光の通る量の変化についてです。

次の図をご覧ください。

絞り(F値)の解説

 

F値(絞り値)を大きい値に1段階変えることを『F値(絞り値)を1段大きくする』又は『絞りを1段階絞る』と言います。上の図の例で説明すると、F値(絞り値)をF4からF6.3にすることです。

 

F値(絞り値)を1段階大きくすると、絞りの開口面積は2分の1になって光の通る量は半減します。また、F4からF11に設定した場合は、2段階絞る訳ですから、絞りの開口面積は4分の1になり、光の量は4分の1になります。

 

逆に・・・。

 

F値(絞り値)を小さい値に1段階変えることを『F値(絞り値)を1段階小さくする』又は『絞りを1段階開く』と言います。上の図の例で説明すると、F値(絞り値)をF6.3からF4にすることです。

 

F値(絞り値)を1段階小さくすると、絞りの開口面積は2倍になり、光の通る量は2倍になります。F6.3からF2.8に設定した場合は2段階開く訳ですから、絞りの開口面積は4倍になり、光の量は4倍になります。

 

このようにして、カメラは写真の明るさのバランスをとっています。

2.F値(絞り)を小さくして撮りたいケース

F値を小さくして撮る

F値を小さくすると、背景は大きくボケます。よく雑誌やポスターなどで女性にだけピントが合って、お花の背景がフワッとしたような綺麗なボケになっている写真を見たことがあると思います。

 

背景に余計なものが写り込むことを防止して、主役を引き立たせたい場合に有効です。

3.F値(絞り値)を大きくして撮りたいケース

画面の隅々までピントが合った写真を撮りたい場合はF値(絞り値)を大きくして撮ると良いでしょう。

風景などはF値(絞り値)F11で全体にピントを合わせて撮ると良いです。

こちらは近所の山を登ってきたときの写真です。F値(絞り値)をF11として画面全体にピントが合うように設定しました。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?

F値(絞り値)を変えるだけで、まるで別の写真のように仕上がります。

同じような構図でも、F値(絞り値)を変えていろいろなパターンの写真を撮ってみましょう!

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