撮り方講座

一眼レフ初心者でも出来る。綺麗な花火の撮り方

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一眼レフがあるからと言って花火を綺麗に撮れるとは限りません。

なかなか上手に撮ることが出来ずに歯がゆい思いをしている初心者の方も多いはず。

そこで今回は花火の撮り方の基本を解説します。

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一眼レフとレンズの設定

バルブモードにする

マニュアルモード

花火の撮影はバルブモードで撮影するのが基本となります。

バルブモードとは、シャッターボタンを押している間はシャッターが開いたままになり、シャッターボタンを離すとシャッターが閉じるというモードです。

バルブモードはモードダイヤルを『M』にしてシャッタースピードを遅くしていくとバルブモードになります。

また、機種によってはモードダイヤルに『B』という表記があり、『B』に合わせるとバルブモードになるものもあります。

機種により異なりますので、事前にバルブモードの設定方法について確認しておきましょう。

ISO感度は100が基本

花火の撮影はISO100が基本です。

ISO100は最も高画質になるためです。

夜に撮影するのだから、ISO3200のように高感度の方がいいのでは?と思う人がいるかもしれませんが、

花火の光というのは想像以上に明るく、高感度に設定するとすぐに白飛びを起こしてしまいます。

絞りはF11前後

絞りはF11前後がオススメです。

実際に撮影してみて、暗ければF8程度に開放、明るければF16程度に絞りましょう。

本体やレンズの手振れ補正はOFFにする

手振れ補正OFF

手振れ補正はすべてOFFにします。

レンズについている場合はOFFの方へスイッチを切り替えましょう。

また、レンズにAF、Mフォーカス切り替えスイッチがあればMにしておきましょう。

ピントはマニュアルで無限遠に

ピント

ピントは無限遠に設定しましょう。

上の写真のような距離目盛があれば∞マークに合わせます。

ライブビューでも確認してピントが合っているか確認しましょう。

ライブビューで拡大機能があれば、拡大して正確にピントを合わせます。

本体のノイズ軽減処理はOFFにする

本体にノイズ軽減処理機能がある場合はOFFにします。

ONになっていると、シャッターを切った後にノイズ処理時間が発生して、次の撮影に移れなくなる場合があるためです。

その他装備を取り付ける

三脚に乗せ、レリーズを取り付けましょう。

いざ撮影へ

さて、これで準備は完了です。

それでは早速花火の撮影をしてみましょう。

撮影のためのコツをまとめましたので、参考になれば幸いです。

シャッターボタンを押すタイミングは?

レリーズのシャッターボタンを押すタイミングは、ずばり前の花火が完全に消えた瞬間です。

よくあるのが、打ちあがった瞬間に押そうとする人がいますが、タイミングとしては遅いです。

花火が打ちあがっている場所も入れる

花火

花火を撮る場合は、花火本体だけではなく、足元も写すと安定感のある面白い写真になります。

スターマインでは露出オーバーに注意

花火

スターマインで複数の花火が上がると明るすぎてすぐに露出オーバーになります。

スターマインの場合はカメラの設定を変更したいと思うかもしれませんが、実際はそんな時間が無いことが多いです。

そのため、スターマインの場合は、長い時間シャッターを開けずにすぐに閉じるようにしましょう。

花火撮影応用テクニック

ここからは応用編です。

まずはこちらの写真をご覧ください。

フォーカス

不思議な写真ですよね。

こちらの写真ですが、これは合成写真でも何でもありません。

実は、普通の花火を撮影しています。

これは露出間フォーカスというテクニックを使っています。

手順は次の通りです。

  1. 花火が打ちあがる前にフォーカスをずらしておく
  2. 花火が上がるときシャッターを切る
  3. 花火が上がるにつれて徐々にフォーカスを合わせる

という手順で撮っています。

要するに花火が上がるにつれて、徐々にピントを合わせていくということです。

応用編ですので、余裕があれば挑戦してみましょう。

一眼レフで花火を撮る際に必要なもの

三脚

三脚は花火撮影で必須のアイテムです。

三脚選びで重要なのは耐荷重の数値です。

使用する一眼レフが三脚の耐荷重を超えないようにする必要があります。

管理人のお気に入り三脚はこちらです。

KF-TM2324のレビュー

一眼レフ、ミラーレス本体

夜景は一眼レフカメラ

花火撮影では、一眼レフやミラーレスのように、絞りやシャッタースピードを設定出来るカメラが必須です。

安くて良いおすすめの一眼レフのまとめは次の記事です。

5万円以下で買える安いおすすめの一眼レフカメラ

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標準レンズ

レンズペンで掃除OK

花火の撮影は、カメラに最初からついてくる標準レンズで十分です。

ただし、花火までの距離が近い場合は超広角レンズ、遠い場合は望遠レンズを装着しましょう。

個人的におすすめのレンズはこちらです。コスパが良くて使い勝手がとてもよいレンズです。

シグマ17-50mm F2.8 EX DC OS HSMのレビュー!

レリーズ

レリーズ

レリーズはシャッターボタンを遠隔で押すための道具です。

カメラ本体のシャッターボタンを直接押すと手振れが発生してしまうため、レリーズを必ず用意しましょう。

場所取りが大切

花火の撮影は場所取りが大切です。

三脚を置いても邪魔にならない場所を探しましょう。

撮影の場所を確保するのには、遅くとも打ち上げ時刻の3時間前までには現地についておきたいです。

上級者になると朝から陣取る人もいますので、なるべく早めの現地入りがオススメです。

また、花火撮影マニアが周りにいれば声を掛けてオススメの撮影場所や打ち上げ場所を確認しておくと良いです。

管理人は初めて撮影する場所ですと、いつもカメラマンに声を掛けて良い場所を教えてもらいます。

少し勇気がいるかもしれませんが、話しかけると色々とコツを教えてくれる人が多いのでオススメです。

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