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ディズーニーパレードでの一眼レフカメラのおすすめ基本設定

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ディズニーランドやディズニーシーでパレード撮影する場合の一眼レフの設定はシャッタースピード優先モードがオススメです。

今回は、パレード撮影時のオススメ設定について解説していきます。

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ディズニーパレードでの一眼レフカメラの設定

シャッタースピード優先モード

シャッタースピード優先モードがおすすめ

ディズニーパレードの撮影は、『シャッタースピード優先モード+ISO感度オート』がオススメです。シャッタースピード優先モードとは、シャッタースピードは撮影者が決めて、絞りはカメラにお任せするモードです。

それにISO感度オートを組み合わせることにより、絞りとISO感度はすべてカメラに任せて、撮影者はシャッタースピードのみに集中することが出来ます。

ブレに気を付ける

ディズニーパレードの撮影で最も気を付けることは写真のブレです。写真のブレには次の2つがあります。

・被写体ブレ

被写体ブレは被写体の動きが早すぎるため起きるブレのことです。

ディズニーパレードでは素早いダンスや、キャラクターが手を振っているのを止めて撮影したいため、比較的速いシャッタースピードが要求されます。

・手振れ

基本的にディズニーパレードでは、望遠レンズを使用します。望遠レンズでは、手振れが発生しやすくなるため、手振れを防ぐためにシャッタースピードには気を付けましょう。

手振れを抑止するシャッタースピードの目安は1/焦点距離です。例えば200mmの焦点距離で撮影する場合は1/200秒が一つの目安になります。

 

基本的にこれらのブレを防ぎたい場合はシャッタースピードは速ければ速いほど良いです。しかし、シャッタースピードを速くしすぎると、カメラに届く光の量が極端に少なくなりすぎて写真が暗くなってしまう場合があります。

そのため、速すぎず、遅すぎないシャッタースピードを選択する必要があります。

 

シャッタースピード優先モードにするには?

シャッタースピード優先

シャッタースピード優先モードに設定する場合はニコンの場合は『S』と書かれている部分にモードダイヤルを合わせます。

シャッタースピード優先

キャノンの場合は『Tv』と書かれている部分に合わせます。

その後、シャッタースピードを撮影者の好きな数値に合わせます。

シャッタースピードの目安は?

シャッタースピードはブレを考慮すると速いほど良いですが、速すぎると写真が暗くなってしまいます。シャッタースピードの目安は天候により変化させると良いでしょう。

天気 モード シャッタースピード 絞り(F値) ISO感度
晴れ シャッタースピード優先 1/800 オート オート
曇り シャッタースピード優先 1/320 オート オート
夜間 シャッタースピード優先 1/125 オート オート

上の表は天候によるシャッタースピードの目安です。

晴れの日は光の量に余裕があるため、シャッタースピードは1/800秒前後に上げてブレを完全に防ぎましょう。

曇りの場合は光の量が落ちますので、シャッタースピードは1/320秒前後にします。ディズニーの撮影は、APS-Cで150mm程度の焦点距離を多用しますので、手振れを防ぐためには1/320秒くらいのシャッタースピードは確保したいものです。

夜間の場合はかなり光量が落ちます。そのため被写体ブレを抑える最低限の速度である1/125秒に設定しましょう。しかし望遠で撮影すると手振れが発生しやすくなりますので、出来るだけ前列を確保するなどして被写体に近寄りましょう。

 

絞り優先モードの不都合な点

一眼レフカメラにはシャッタースピード優先モード以外にも絞り優先モードがあります。

絞り優先モードは被写体の背景のボケ具合を調節するためのモードです。そのため、キャラクターを止めて撮影したい、ディズニーのパレードでは不向きなモードです。

 

マニュアルモードの不都合な点

一眼レフカメラのマニュアルモード

マニュアルモードでの撮影もオススメはしません。マニュアルモードは絞りとシャッタースピード、ISO感度を撮影者本人が決定するモードのことです。

マニュアルモードはシャッターチャンスを逃す可能性がある

ディズニーパレードはキャラクターが常に移動しているため、状況が目まぐるしく変化します。マニュアルモードで絞り、シャッタースピード、ISO感度を手動で設定していたら、大切なシャッターチャンスを逃しかねません。

カメラの設定よりもディズニーキャラクターのポーズや人物の表情が最優先であるため、マニュアルモードで拘って撮るよりもシャッターチャンスを最優先に撮影しましょう。

絞り開放は画質が落ちる

絞り(F値)1.4

マニュアルモードでの撮影は、絞りを開放(F値を最小値)、ISO感度をオートにて撮影する方法もあります。

しかし、絞りを開放する、ということはレンズの性能を犠牲にして撮影することになります。レンズというのは開放から2段階ほど絞った方が画質は良くなります。

例えば、F2.8のレンズであればF5.6、F5.6のレンズであればF11前後が高画質で撮影することが出来るのです。

ただ、ISO感度との兼ね合いもありますので、必ずそうなるとは限りません。かといって最も高画質となる設定をマニュアルモードで引き出すにはディズニーパレードにおいては時間がかかりすぎます。

シャッタースピード優先モードであれば、絞り(F値)とISO感度をカメラが自動的に最適値に設定してくれるため、やはりシャッタースピード優先モードの方が良いでしょう。

 

AF自動追従モードで撮影する

パレードは被写体との距離が目まぐるしく変化します。このような場合はオートフォーカスの設定は自動的に追従するモードが良いです。ニコンの場合は3Dトラッキング、キャノンの場合はAIサーボと言います。

フォーカスはキャラクターの目に合わせて追従モードで自動的にフォーカスを合わせ続けましょう。

 

親指フォーカスを使う

ディズニーランドパレードの場合は、AF自動追従モードで被写体にフォーカスを合わせ続ける場面が多発します。そのため、シャッターボタン半押しが1分以上継続することもあります。

シャッターボタンの半押しを1分以上というのは結構大変で、しかもディズニーパレードの場合はどんどん新しい被写体が現れ続けます。それにシャッターボタン半押しでフォーカスを合わせ続けるとなるとなかなか骨が折れる作業となります。

フォーカスを合わせるつもりが、間違えてシャッターを切ってしまった・・・ということもしばしば発生してしまします。

そこで便利なのが、親指フォーカスです。

親指フォーカス

多くのデジタル一眼レフカメラの場合は、赤色で囲ったのシャッターボタンを半押しすると、オートフォーカスが始まります。

親指フォーカスに設定すると青色で囲った部分を押すとオートフォーカスが始まるようになります。つまり、フォーカスのボタンとシャッターのボタンを別々にすることで、フォーカスを合わせる作業を簡単にすることが出来ます。

ただ、少し撮影に慣れが必要になりますので、事前に親指フォーカスの練習をしておいた方が良いでしょう。

 

ディズニーパレードでは望遠ズームレンズを使おう

ディズニーパレードでの撮影は、基本的に遠距離からの撮影になります。そのためディズニーでのパレード撮影は望遠ズームレンズがオススメです。

レンズの焦点距離の目安は70~200前後をカバーするもの

レンズの焦点距離の目安は一眼レフカメラ本体が入門機(APS-C)の場合は、55mm-250mm又は55-300mm程度のものがオススメです。

私もパレードの撮影を行ったことがあるのですが、最も使う焦点距離はAPS-Cで70~150mm前後でした。ただ、その時は比較的前列で撮影することが出来たため、後列からの撮影も考慮すると200mm前後のズーム性能以上が必要です。

望遠ズームレンズはダブルズームレンズキットのもので十分ですが、できればオートフォーカスの性能の良い上位レンズが良いでしょう。

キャノンのおすすめの望遠ズームレンズ

ニコンのおすすめの望遠ズームレンズ

パレード+近くの友人も撮りたい、素早く広角と望遠を切り替えたいという場合は高倍率ズームレンズもオススメです。別名便利ズームとも言います。本体につけっぱなしでOKですので、ゴミの混入や付け替える手間がないレンズですね。ただし、高倍率ズームレンズの場合は、画質は望遠ズームレンズよりも劣る欠点があります。

おすすめの高倍率ズームレンズ

夜間のパレードにはF値の低いF2.8通しの望遠ズームレンズが必要です。レンズキットのレンズや高倍率ズームレンズでも撮影可能ですが、画質にはかなり違いが出ます。ただ、F2.8通しの望遠ズームレンズは高価なものが多く、重く大きいのが欠点です。

動きに強い一眼レフカメラがおすすめ

ディズニーパレードの撮影は動きに強い一眼レフカメラがおすすめです。動きに強いというのは、オートフォーカスポイント(測距点)が多いものが良いです。オートフォーカスポイントが多い機種としてはCANONの9000Dなどが挙げられます。

キャノンのおすすめの一眼レフカメラ

近年は一眼レフよりもフルサイズミラーレスの方が性能が高いこともあり、フルサイズミラーレスも選択肢の一つと言えます。

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