K&F ConceptのTM2324を入手することができましたので、レビューしていきます。結論から言うとても良い三脚です!迷っているなら『買い』だと思います。
目次
K&F ConceptのKF-TM2324について
K&F ConceptのKF-TM2324はアルミ製の自由雲台三脚です。KF-TM2324について言えることは、コストパフォーマンスと品質を両立した革新的な三脚であるということです。
ネット上の口コミもチェックしてみると高評価が目立ちます。Amazonでの評価は星4.5ポイントでかなり上々の評判です。
使いやすい、コスパが良い、満足、といった意見が目立ちます。
K&F Conceptの直売サイトでの評判、口コミは星4.7ポイントでかなり高いようです。
使いやすい、作りがしっかりしている、コストパフォーマンスが良い、という意見が目立ちます。
購入はK&F公式サイトからもできます。
K&F Conceptの三脚の比較【スペック確認】
TM2324 | TM2515 | TC3134 | |
---|---|---|---|
本体重量 | 1135g | 2027g | 2200g |
素材 | アルミ | アルミ | カーボン |
雲台タイプ | 自由雲台 | 自由雲台 | 自由雲台 |
収納 | 折りたたみ可能 | 折りたたみ可能 | 折りたたみ可能 |
雲台素材 | 金属 | 金属 | 金属 |
最大高 | 156.5cm | 152.0cm | 155.5cm |
最小高 | 41.5cm | 39.0cm | 34.0mm |
収納高 | 41.0cm | 38.0cm | 51.0cm |
最大積載 | 8kg | 12kg | 12kg |
一脚可変 | × | ○ | ○ |
価格 | 1万円前後 | 1万2千円前後 | 3万後半 |
KF-TM2324の特徴は本体重量が非常に軽いということです。アルミ製であるにも関わらず、カーボン素材の三脚よりも1kg近く軽いとは驚異的です。
他の三脚と比較すると一脚可変には対応していない、ということがデメリットですね。ただ、一脚非対応の代わりに1135gという軽さを実現しているのでしょう。
KF-TM2324レビュー
さて、KF-TM2324ですが実際はどうなのでしょうか?先日KF-TM2324が届いたため、レビューしていきます。
セット内容は充実している。持ち運びのバッグも付いている
セット内容は三脚の他にバッグと雲台のカバー付きです。バッグは容量に余裕があります。KF-TM2324を入れて他のちょっとした小物を入れて持ち運ぶこともできそうです。
比較用にペットボトルも一緒に写真に入れてみましたが、三脚自体は500mlペットボトル2本分くらいの高さですね。
届いて気が付いたのが、質感の良さ
KF-TM2324を実際に手にしてみて気が付いたのが、その質感の良さです。とても1万円で買える三脚とは思えないほどしっかりとしています。
全体的に金属で作られていて高級感があります。しっかりと作り込まれているな、という印象です。
三脚部分はロック機構が備わっています。三脚部分を広げる際にこのロック部分が働き『カチッ』と気持ちのいい金属音と共に足回りをロックします。
足回りの部分の出し入れもスムーズでしっかりとしていました。
雲台の使い勝手が抜群。金属がふんだんに使われていて質感も良好
雲台は自由雲台を採用しています。今手で触れている部分を回すとカメラとの接続部分を取り外すことができるようになります。
安い三脚ですと雲台がプラスチックでできているものもあります。
KF-TM2324はネジ部分もそうですが、雲台全体にアルミ金属を使用しているため安定感や剛性は抜群にあります。
この部分を緩めると、雲台を自由に動かすことができるようになります。
最後に3つ目のネジを回すと雲台が水平に回転します。雲台には水平器が付いていますから、パノラマ撮影をする際に役に立ちそうです。
滑らかに回転するため、動画製作の際にも役立ちそうです。
雲台は全体的に質感が良くできています。初心者の方でも簡単に扱うことができるため初めて三脚を購入する人でも安心して使用することができます。
最大積載は8kg。フルサイズ望遠レンズにも対応可能。
KF-TM2324の最大積載は8kgです。かなり重たいカメラでも大丈夫ということですね。
ということで、管理人が持っている一番重いカメラでテストをしてみました。
- カメラ:5Dmark3(バッテリー、メモリカード入り)
- レンズ:EF70-200F2.8L(フード付き)
に加えて今回はスピードライトも一緒に付けてみます。
- スピードライト:600EX II-RT(単3電池4本入り)
ということで、合計3kgオーバーのド変態カメラです。たぶんこのカメラ装備を取り付けて問題無ければほとんどの一眼レフやミラーレス一眼では問題ないはずです。
全く問題なく装着することができました。安定感も損なわれていません。しばらく待ったり、ツンツンと突っついたりしましたが、雲台が勝手に動いたりすることもありませんでした。
なんとなく悔しかったため、三脚を取り付ける場所をレンズでなく、カメラ本体に変更して再度テストしてみました。
ツンツン突っつく以外にも色々やりましたが特段異常はありませんでした。カメラ本体に取り付けた場合も相変わらずの安定感でした。すごい。
超ローアングル撮影に対応
KF-TM2324は超ローアングルの撮影に対応しています。三脚の中央の棒は取り外し反対側へ取り付けることでこのような撮影にも対応します。
ローアングル時にも5Dmark3とEF70-200F2.8Lという組み合わせにもビクともしません。
雲台が金属でしっかりと作られているため、このような変わったアングルも自由自在です。
超ローアングルの撮影は小物や料理を本格的に撮影するのに向いていると思います。また、マクロレンズを使ってお花や昆虫の撮影をするなど、楽しみは広がりそうです。
最高156.5cmまで対応している
高さは最高で156.5cmまで対応しています。
こちらは足を延ばしていない状態のKF-TM2324です。
こちらは最高まで伸ばした状態です。管理人は身長が175cmあるのですが、概ね鼻のあたりに雲台が来るイメージです。かなり高く伸ばすことができるため普段使う分には十分すぎる性能ですね。
最大まで伸ばしても約3kg程度の一眼レフであれば問題なく使用できそうです。
デメリット:フルで伸ばすとブレが発生する場合がある
最高156.5cmまで対応していますが、最大まで伸ばしたときに強風などでブレが発生する場合があります。個人的には許容範囲の内ですが、超望遠レンズを装着する場合や極限まで拘る方は極太タイプの三脚を購入した方が良いでしょう。
ウェイトをかければ安定感が増す
KF-TM2324にはフックが装着されていてウェイトをかけることができます。
三脚の下に標準で付いてきたバッグを取り付けてみました。風が強い場合や重たいカメラを付ける場合は、このようにバッグを吊り下げて安定させることができます。
徹底的に安定感を出したい場合は、バッグの中に事前におもりでも入れておきましょう。
収納性は良好。リュックに取り付けもOK
KF-TM2324は折りたたむと41cmにまで縮まりますので、リュックサックなどにも外付けしやすいです。カメラバッグなどで三脚の外付け機能のあるものなら取り付けられる場合が多いと思います。
おまけ:バッグに小物いれてみた
付属のバッグの容量が思いの外余裕がありましたので、色々と入れてみました。
『KF-TM2324本体+EF50mmF1.4単焦点+スピードライト600EX II-RT』が入りました。結構便利かもしれません。
壊れやすいですから、レンズやスピードライトを入れる場合は専用ケースに入れて丁寧に持ち運んであげましょう。
総評:コスパ抜群で質感も良い。買っても後悔はしない。
KF-TM2324の総評としてはとても良い三脚である、ということに尽きます。『ライトユーザーでも買える本格派三脚』といったところでしょうか。実質1万円前後で購入できる三脚としては最善の選択であると思います。
三脚があれば夜景や、花火、星空といった写真を撮ることができるようになります。是非これからいろいろな写真を撮っていきましょう。