EOS kiss Mは初心者向けに開発されたミラーレス一眼初のKISSシリーズです。軽量コンパクトで持ち運びがしやすく基本性能も高く人気を集めています。
レンズキットでは満足できないという人やレンズキットからステップアップしたいという声も多く聞きます。そこで今回の記事ではEOS kiss Mにぴったりのレンズを紹介していきます。
目次
1.EOS kiss Mにおすすめのレンズを紹介
1-1.単焦点レンズ EF-M22mm F2 STM【おすすめ】
【スペック】
画角(水平・垂直・対角線) | 54°30'・37°50'・63°30‘ |
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レンズ構成 | 6群 7枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 開放 1:2 最小 1:22 |
最短撮影距離 | 0.15m |
最大撮影倍率 | 0.21倍 |
フィルター径 | 43mm |
最大径×長さ | φ60.9 × 23.7 mm |
質量 | 約105g |
【管理人コメント】
・究極の軽さ
重さはなんと105gという軽量コンパクトな単焦点レンズです。EOS kiss Mは387gですから合計で493gです。
レンズ込みで500gを切るため気軽に持ち運びたい人には特におすすめのレンズです。
・より強力な背景ボケ。プロっぽい写真が撮れるレンズ
ミラーレス一眼を使用する理由の中に『背景を綺麗にぼかしたい』というものがあります。背景をぼかすのであればこのEF-M22mm F2 STMがおすすめです。
また、このレンズは他の人から『写真上手だね!』と言われやすいレンズです。
・暗いシーンに強い
レンズキットで撮っていると暗いシーンで手振れが発生したり画像が粗くなったり、写真が暗くなってしまったりと困ることが多いですよね。
EF-M22mm F2 STMは暗いシーンが得意なレンズです。室内で行われる結婚式や、夕方ぐらいの暗さであれば難なく撮影することができます。
夜景はギリギリ手持ちでもいけます。星空を撮りたい場合や夜景を高画質で撮りたい場合は別途三脚を用意した方が良いでしょう。三脚があれば星空も綺麗に撮ることができますよ。
【向いているシーン】
- コンパクトに持ち運びたい
- 旅行全般
- インスタ映え写真を撮る
- 人物撮影
など。『写真上手だね!』と言われたい、プロっぽい写真が撮れるレンズです。
1-2.超広角レンズ EF-M11-22mm F4-5.6IS STM
【スペック】
画角(水平・垂直・対角線) | 91°50'〜54°30'・68°55'〜37°50'・102°10'〜63°30 |
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レンズ構成 | 9群 12枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 1:22-32 |
最短撮影距離 | 0.15m |
最大撮影倍率 | 0.3倍 |
フィルター径 | 55mm |
最大径×長さ | φ60.9×58.2 mm(レンズ収納時) |
質量 | 約220g |
手ブレ補正効果 | 3.0段分 |
【管理人コメント】
・超広角レンズで広い範囲を撮影することができる
EF-M11-22mm F4-5.6IS STMは超広角レンズで幅広い範囲を撮影することに適しています。例えば、登山のときに広大な風景を撮りたいという人にはぴったりです。旅行先で街並みを余すことなく撮影することができますし、水平線、地平緯線などが見える雄大な景色を綺麗に撮ることができます。海外旅行へもっていくのにも便利な一台ですね。
・高画質
EF-M11-22mm F4-5.6IS STMは画質面でかなり評判は良いです。全域においてシャープで美しい写真を撮ることができます。
・歪みに注意が必要
超広角レンズの特徴として写真が歪んでしまう点が挙げられます。魚眼レンズに近いイメージです。写真の周辺ほど歪みが多く発生するため、人物を撮影する際には人物を中央に配置するようにしましょう。
・周辺減光に注意
EF-M11-22mm F4-5.6IS STMの弱点としては周辺減光の多さが挙げられます。周辺減光とは写真の周囲が暗くなってしまう現象のことです。
ただ、周辺減光はカメラ側で自動的に補正されるためそこまで気にする必要はないでしょう。
【向いているシーン】
- 広大な自然を撮る
- 登山で風景を撮る
- 建物の内装撮影
- 自撮り
などが挙げられます。広範囲を撮りたい人や自撮りを多用したい人に向いています。
1-3.望遠レンズ EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
【スペック】
画角(水平・垂直・対角線) | 23°20’~6°30’・15°40'~4°20’・27°50’~7°50’ |
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レンズ構成 | 11群17枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 1:22-32 |
最短撮影距離 | 1m |
最大撮影倍率※ | 0.21倍 |
フィルター径 | 52mm |
最大径×長さ | φ60.9×86.5 mm |
質量 | 約260g |
手ブレ補正効果 | 3.5段分 |
【管理人コメント】
・望遠レンズとしては軽量
望遠レンズと言えば1kgを超えるものや軽量のモデルでも700g以上のものが普通ですが、EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMはなんと260gという軽さを実現しています。
気軽にカバンに入れて持ち運ぶことができますし、撮影中に周りを気にする必要もありません。EOS kiss Mにぴったりな望遠レンズと言えるでしょう。
・綺麗な背景ボケ
望遠レンズの魅力の一つとして背景のボケが大きくでることが挙げられます。背景を大きくぼかしたいという人はEF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMを検討してみましょう。
【向いているシーン】
- 遠くの被写体を撮る
- 運動会
- 入学式
- 卒業式
- 結婚式のチャペルで新郎新婦を撮影する
- 野鳥の撮影
- ディズニーパレードの撮影
など。遠くの被写体を引きつけて撮りたい時に有効なレンズです。
1-4.高倍率ズームレンズ EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
【スペック】
画角(水平・垂直・対角線) | 64°30′~8°40′・45°30′~5°45′ 74°20′~10°25′ |
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レンズ構成 | 13群17枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 22~40 |
最短撮影距離 | 0.25m(18~50mm時)、0.45m(150mm時) |
最大撮影倍率※ | 0.31倍(150mm時) |
フィルター径 | 55mm |
最大径×長さ | φ60.9×86.5 mm |
質量 | 約300g |
手ブレ補正効果 | 4.0段分 |
【管理人コメント】
・便利な高倍率ズーム
EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは広角から望遠まで幅広いズーム域を撮影できる便利な高倍率ズームレンズです。
旅行などでは広角で撮影した後に瞬時に望遠に切り替えて撮影したい場合が多くあります。例えば風景を撮った後に、遠くの鳥を撮りたいといった場面などがあります。
そういったシーンでEF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは大活躍するでしょう。
・画質は他のレンズよりも劣る
高倍率ズームレンズの弱点としてはその画質にあります。広角側は広角専門のレンズには負けますし、望遠側では望遠専門のレンズには劣ります。
ただ、出来上がった写真を見比べてみて初めて分かる程度の画質の違いであるため、そこまで気にする必要はないかと思います。
・画質よりもシャッターチャンスを優先する人向き
EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは画質面で劣勢である代わりに幅広いズーム域を活かして、どんなシャッターチャンスにも対応できます。
画質よりもシャッターチャンスを逃したくない人にはおすすめです。
【向いているシーン】
- 運動会
- 結婚式
- 旅行
- 登山
など。全体的に万能なレンズです。
2.EOS kiss Mで一眼レフと同じレンズが使える!?レンズマウントアダプターで広がる世界
EOS kiss MはレンズマウントアダプターのEF-EOSMを装着することで、一眼レフ専門のレンズを使用することができます。
一眼レフ専門のレンズはミラーレスのレンズよりも数が多く質も良いのが特徴です。ミラーレスのレンズに満足できない、ワンランク上のレンズが欲しい人はEF-EOSMを装着してより良い写真を撮りましょう。
2-1.EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
【スペック】
画角(水平・垂直・対角線) | 97°10'〜64°30'・74°10'〜45°30'・107°30'〜74°20' |
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レンズ構成 | 11群14枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 22〜29 |
最短撮影距離 | 0.22m |
最大撮影倍率 | 0.15倍 |
フィルター径 | 67mm |
最大径×長さ | φ74.6mm×72mm |
質量 | 約240g |
手ブレ補正効果 | 4.0段分 |
・一眼レフの超広角レンズの定番
EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMはミラーレス専門レンズのEF-M11-22mm F4-5.6IS STMよりも少しだけ広い範囲を撮ることができます。
CANONのレンズの中でも人気が高く、価格も比較的安価で初心者~中級者に人気のレンズです。ミラーレス専門レンズよりもワンランク上の超広角レンズが欲しい場合はこのレンズがおすすめです。
2-2.EF50mm F1.8 STM
【スペック】
画角(水平・垂直・対角線) | 40°・27°・46° |
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レンズ構成 | 5群 6枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.35m |
最大撮影倍率 | 0.21倍 |
フィルター径 | 49mm |
最大径×長さ | φ69.2mm×39.3mm |
質量 | 約160g |
【管理人コメント】
・より大きな背景ボケ
EF50mm F1.8 STMはミラーレス専門レンズのEF-M22mm F2 STMと比較して、より大きな背景ボケを撮ることができます。
ミラーレスのレンズに満足できないという人や、ドラマティックな写真を撮りたい!という人はこのレンズがおすすめです。
・中望遠であることに注意が必要
EF50mm F1.8 STMはKiss Mに装着すると中望遠のレンズになります。そのため例えば旅行で室内の全体を撮りたい、というシーンや幅広い風景を撮影したい、という人には不向きです。
反対に公園で人物を撮影する、子どもの写真を撮りたいなどという場合は使い勝手が良いレンズといえるでしょう。
・管理人も所有
このレンズは管理人も所有しています。EF50mmF1.8STMのレビュー記事も投稿していますので、よろしければご覧ください。
Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM
2-3.EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
画角(水平・垂直・対角線) | 29°~6°50'・19°30'~4°35'・34°~8°15' |
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レンズ構成 | 12群17枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最小絞り | 32~45 |
最短撮影距離 | 1.2m |
最大撮影倍率 | 0.25倍(300mm時) |
フィルター径 | 67mm |
最大径×長さ | φ80mm×145.5mm |
質量 | 約710g |
手ブレ補正効果 | 4.0段分 |
【管理人コメント】
・高画質
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMはミラーレス一眼専門のレンズと比較しても高画質で繊細な写真を撮ることができる望遠レンズです。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMは大型の一眼レフの「フルサイズセンサー」に対応しているレンズです。そのためより高画質で撮影することができます。
・オートフォーカス性能が良い
オートフォーカスは新開発のナノUSMを搭載しています。ナノUSMは従来のオートフォーカスシステムよりも極めて速く動作するため瞬時にピントを合わせることができます。
閃光のように速くピントが合うため運動会の撮影や鳥の撮影などには最適と言えるでしょう。
・重たいのが弱点
EOS kiss Mに装着するには重たいのが弱点といえるでしょう。重量は710gで従来の望遠ズームレンズと比較しても軽量な部類ではありますが、EOS kiss Mに装着できるミラーレス専門レンズと比較すると重たいです。
持ち運びに少し手間がかかりますので、少し気合を入れて撮影する人向きのレンズでしょう。
子どもの入学式や卒業式など一生の思い出になるイベントにはピッタリのレンズですね。
・管理人も所有
このレンズは管理人も所有しています。EF70-300mm F4-5.6 IS II USMのレビュー記事も投稿していますので、よろしければご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
レンズの他にもEOS KISS MにおすすめのSDカードやアクセサリーについてはこちらの記事が大変勉強になります。レンズの他にアクセサリーを探している人はチェックしてみてください。
参考リンク:Canon EOS Kiss MにおすすめのSDカードやアクセサリーについてまとめてみました
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