夜景撮影の基本はなんとなくわかっているけれど、なかなか面白い写真が撮れないという方は多いはず。
ちょっと工夫をして少し面白い写真を撮ってみましょう。
今回は面白い夜景を撮影するための7つのアドバイスをご紹介したいと思います。
目次
1.面白い夜景を撮影する方法
面白い夜景を撮影するためには、まずは夜景撮影の基本がわかっていることが前提になります。
夜景撮影の基本は夜景を一眼レフカメラやミラーレスで綺麗に撮影する6つの手順をご覧ください。
1-1.露出間フォーカスで柔らかい写真にする
露出間フォーカスというテクニックを使って夜景を撮影しました。
一見すると合成写真のように見えますが、ちゃんと一枚撮りです。
この夜景の撮影方法は、次の4ステップです。
- ピントリングを回して『∞』の位置に合わせる
- シャッターボタンを押す
- ピントリングを回してピントをずらす
- シャッターシャッターボタンを離す
要するに、シャッターを切っている間にピントをずらしちゃう、という技です。
ピントをずらしておく時間や、『∞』に合わせている時間を変えることによって写真の出来方も変わってきます。
また、F値を変えることによってもボケ具合が変わってきます。
今回の写真はF3.5で撮影していますが、より小さいF値で撮影すると大きな玉ボケになります。
是非色々な方法を試してみてください。
1-2.露出間ズームでインパクトのある夜景を撮る
露出間ズームというテクニックでインパクトのある夜景撮影をしてみましょう。
閃光が走ったような疾走感のある写真が撮れます。
撮影の手順は次の4ステップです。
- ズームリングを回して広角側にセットしておく
- シャッターボタンを押す
- 望遠側にズームリングを回す
- シャッターボタンを離す
要するに、シャッターを切っている間にズームしちゃう、という技です。
1-3.動いている車を入れてみる
ある程度の交通量のある道路を入れて撮影してみましょう。
車のヘッドライトやテールライトが光の筋となって華やかな写真が出来ます。
シャッタースピードが速いと光の軌道が途中で切れてしまいます。
シャッタースピードは10秒が目安となります。
さらに遅くして複数の車のライトを写し込むことも可能です。
1-4.人物を入れてみる
夜景を撮影するときは人物を入れると一味違った写真になります。
オススメは背景の夜景をぼかして大きな玉ボケとすることです。
大きな玉ボケを作るには単焦点レンズなどのF値の小さいレンズを使用しましょう。
通行人を写真に入れることでも、印象的な写真が出来ます。
このときに通行人が多い場合などは、シャッタースピードを1/15程度に遅くして撮影してみましょう。
通行人をあえてぶらすことによってより印象的な写真を撮影することが出来ます。
1-5.クロスフィルターを使う
クロスフィルターをレンズに装着して、アクセントをつけてみましょう。
クロスフィルターは無数の線上の溝が刻まれているフィルターです。
このフィルターを装着すると、光源は光条となります。
上の写真は6方向に光が伸びているのが分かりますね。
クロスフィルターは様々な種類があり、光条の本数は4本~8本まで対応しています。
夜景だけでなく、イルミネーションの撮影にも役に立ちますので、1個持っておくと便利だと思います。
お値段は1000円~2000円前後で割とお手頃なお値段です。
1-6.ノイズが酷い場合はモノクロにする
夜景を三脚無しで撮影する場合は、ISO感度を上げる必要があるため、ノイズが多くでてしまうことがあります。
ノイズが多くでてしまうと、ざらざらとして荒々しい画像となってしまいます。
しかし、その荒々しくなってしまう、という特性を逆手にとって写真に活かしてみるのはいかがでしょうか?
もし、ノイズが沢山でてしまったら、思い切ってモノクロ写真にしてしまいましょう。
1-7.雨上がりは反射光を狙うチャンス
雨上がりは夜景を撮影するチャンスでもあります。
地面が濡れている場合や、水たまりがある場合は、反射光があります。
反射光をうまく利用することによって良い雰囲気の写真を撮ることも出来ます。
夜景ばかりに気をとられるのではなく、違った視点からも撮影ポイントを見つけてみましょう。
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