ニコンのおすすめレンズ

ニコンのおすすめの単焦点レンズ5選。35mmや50mmも紹介。D3500,D5600,D7500,D500などにぴったりのレンズが中心

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ニコンの一眼レフを買ったのなら、是非持っておきたいレンズは単焦点レンズです。

単焦点レンズはとても明るく、暗い場所でも手振れを気にせずに撮影ができます。

また、標準のレンズでは得られない大きな背景ボケを表現できます。

単焦点レンズがあれば、初心者でも簡単にプロ級の写真を撮ることができるようになりますよ。

そこで、ニコンのおすすめ単焦点レンズを厳選5本ご紹介したいと思います!

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ニコンの単焦点レンズの選び方

ニコンの単焦点レンズには4つのマウントがある

ニコンの単焦点レンズには次の4種類があります。

マウント名 用途 機種例
FXマウント フルサイズ一眼レフ用 D5,D850,D750,D610等
DXマウント APS-C一眼レフ用 D500,D7500,D5600,D3500等
Zマウント フルサイズミラーレス一眼用 Z7,Z6
CXマウント 1マウントミラーレス用 J5等

ニコンの単焦点レンズを購入する前に、お手持ちのカメラがどのマウントなのか?というのをしっかりと確認する必要があります。

・FXマウント

FXマウントはフルサイズ一眼レフ用のレンズです。が、フルサイズ一眼の他にもAPS-C用としても使用することができます。

つまりD5のようなフルサイズ一眼以外にもD500やD7500にも使用することができます。一眼レフカメラ全てに使用することができるレンズです。

・DXマウント

DXマウントはAPS-Cの一眼レフ用のレンズです。こちらはAPS-C用の一眼レフには使用できますが、フルサイズ一眼レフには使用することができないため注意が必要です。

一部のフルサイズ用一眼レフには使用できるものもありますが、カメラの性能を100%発揮できないため注意が必要となります。

・Zマウント

Zマウントはニコンのフルサイズミラーレス一眼用のマウントです。Zマウントはフルサイズ一眼レフ、APS-Cの一眼レフには使用することができないため注意が必要です。

・CXマウント

CXマウントはニコンの1インチミラーレス一眼用です。現在ではほとんど流通していないモデルです。1インチミラーレス以外には使用できませんので、注意しましょう。

単焦点レンズは35mmが使いやすく、50mmはやや使いにくい

単焦点レンズは35mmの焦点距離は非常に使いやすく初心者の方におすすめです。万能な単焦点レンズと言えます。

50mmについては、ややズーム気味の焦点距離のため少し使いづらいです。しかし、50mmにも背景をぼかしやすいメリットがあるため、一長一短と言えます。50mmは芸術的な写真を撮るのに向いています。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

単焦点レンズの35mmと50mmはどっちがいい?徹底検証してみる

風景に使うなら35mmがおすすめ

単焦点レンズで風景を撮りたいという方は35mmの単焦点レンズがおすすめです。

自然な雰囲気の広さで撮ることができるためです。50mmですと、画角がきつすぎて少し不自由だと感じます。風景を撮る場合は35mmを選びましょう!

ニコンのおすすめの単焦点レンズ

【DXレンズ】AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

ニコンのおすすめの単焦点レンズ35mmf1.8G

このレンズはニコンの単焦点レンズの中で最も売れている製品です。まさに単焦点レンズ入門の決定版といえるでしょう。

【スペック】

型式 ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-S DXレンズ
焦点距離 35mm
最大口径比 1:1.8
レンズ構成 6群8枚(非球面レンズ1枚)
画角 44°(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
FXフォーマット/35mm判換算:52.5mmレンズの画角に相当
撮影距離情報 カメラへの撮影距離情報を出力可能
ピント合わせ RF(リアフォーカス)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 0.16倍
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
絞り方式 自動絞り
最大絞り f/1.8
最小絞り f/22
測光方式 開放測光
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 52mm(P=0.75mm)
マウントアダプターFT1適否 AF駆動可
寸法 約70mm(最大径)×52.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約200g

【長所】

とにかく小さくて、軽いです。重量はなんと200グラムと驚異的な軽さ。つけっぱなしにしても苦になりません。

また、開放F値はF1.8で明るいレンズです。暗い室内?夜景?背景ボケ?全部このレンズでOKです。

焦点距離は35mmとなっていますが、ニコンのAPS-C機(D3000、D5000、D7000シリーズ)であれば焦点距離は1.5倍になりますので、実質約52.5mmです。焦点距離は50mm前後が標準的だといわれていますので、扱いやすい焦点距離であると思います。人、旅行に出かけた時のスナップ写真など、幅広く対応できます。

もちろん画質もばっちりです。実売価格は3万円前後で、お手頃な価格もうれしいポイントです。

【短所】

欠点としては、マニュアルフォーカスの距離目盛がありません。距離目盛がないということは、星空を撮ったり花火を撮ったりという場面で若干不便な思いをするかもしれません。

【DXレンズ】AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

ニコンのおすすめの単焦点レンズ40mmf2.8

こちらのレンズは単焦点マクロレンズです。

単焦点マクロレンズの中では最も人気があります。

【スペック】

型式 ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-S DXマイクロレンズ
焦点距離 40mm
最大口径比 1:2.8
レンズ構成 7群9枚
画角 38°50′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
FXフォーマット/35mm判換算:60mmレンズの画角に相当
撮影距離情報 カメラへの撮影距離情報を出力可能
ピント合わせ 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
撮影距離目盛 ∞~0.163m
最短撮影距離 0.163m(等倍)
最大撮影倍率 1.00倍
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
絞り方式 自動絞り
最大絞り f/2.8
最小絞り f/22
測光方式 開放測光
フォーカス制限切り換えスイッチ FULL(∞~0.163m)と∞-0.2mの2段切り換え
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 52mm(P=0.75mm)
マウントアダプターFT1適否 AF駆動可
寸法 約68.5mm(最大径)×64.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約235g

【長所】

このレンズの長所は何といってもマクロ機能があることです。

料理やお花をクローズアップして撮影することができます。料理やお花がメインという方でしたらこのレンズが間違いなくおすすめです。ガンガン近寄って背景ボケを楽しみましょう。

重量は235gでAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gより35gほど重いですが、十分すぎるほどの軽量性です。大きさはAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gよりも若干大きめのサイズとなっています。

焦点距離は40mmでAPS-C機に装着すれば60mmとなります。標準よりやや望遠気味のレンズです。ポートレートにも使うことができます。マクロレンズだからと言って近くのもの以外が撮れないなんてことはありません。

実売価格は3万5千円です。

【短所】

マクロ以外は中途半端なイメージです。開放F値2.8で、単焦点レンズとしてみると、明るさはやや暗い部類です。通常の室内程度でしたら問題ありませんが、極端に暗い場面では、他の単焦点レンズに負けてしまうでしょう。

【FX用レンズ】AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

おすすめの単焦点レンズ50mm1.8G

こちらはフルサイズ対応のニコン単焦点レンズです。単焦点レンズで2番目に人気のレンズです。

【スペック】

型式 ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ
焦点距離 50mm
最大口径比 1:1.8
レンズ構成 6群7枚(非球面レンズ1枚)
画角 47°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
31°30′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時:
75mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算)
撮影距離情報 カメラへの撮影距離情報を出力可能
ピント合わせ 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
撮影距離目盛 ∞~0.45m
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 0.15倍
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
絞り方式 自動絞り
最大絞り f/1.8
最小絞り f/16
測光方式 開放測光
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 58mm(P=0.75mm)
マウントアダプターFT1適否 AF駆動可
寸法 約72mm(最大径)×52.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約185g

【長所】

このレンズは小さくて、軽いです!重さはなんと185gで、付けているのを忘れてしまうくらい軽いです。

それでいて高画質です。焦点距離は50mmですので、APS-C機に装着すれば75mm相当になります。画角的にはポートレートにぴったりですね。赤ちゃんを可愛く撮ったり、人物を魅力的に撮影したりするのが得意なレンズです。

実売価格は3万円前後です。お手頃価格ですね。

【短所】

画角がAPS-C機に装着すると75mmとなりますので、少し狭いかなという印象です。人を撮る分には良いのですが、風景はやや収まりきらない場面が出てくると思います。集合写真を撮るというような場合は画角が狭くて少し厳しいかもしれません。

【FX用レンズ】AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G

おすすめの単焦点レンズ50mmF1.4

こちらはフルサイズ対応の単焦点レンズで、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの兄貴分的存在です。

【スペック】

型式 ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ
焦点距離 50mm
最大口径比 1:1.4
レンズ構成 7群8枚
画角 46°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
31°30′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時:
75mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算)
撮影距離情報 カメラへの撮影距離情報を出力可能
ピント合わせ 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
撮影距離目盛 ∞~0.45m、1.75ft(併記)
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 0.14倍
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
絞り方式 自動絞り
最大絞り f/1.4
最小絞り f/16
測光方式 開放測光
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 58mm(P=0.75mm)
マウントアダプターFT1適否 AF駆動可
寸法 約73.5mm(最大径)×54mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約280g

【長所】

このレンズの最大の特徴はF値が1.4であるということです。1.4は本当に明るいです。描写は開放付近ではふんわりとしたソフトな雰囲気が味わえます。絞ると徐々にキレが増して、F2,8でシャープな雰囲気が出てきます。F5.6~F8あたりが最も高画質でシャープな写真が撮れます。

重さも280gと軽量でコンパクトです。今まで紹介したレンズの中では重い方ですが、それでも携帯性は良いと思います。

【欠点】

F1.4ですが、開放の1.4をどれだけ使うか疑問があります。F1.4は被写界深度が極端に浅くなります。人物の写真を撮っても右目にはピントは合っているけれど、左目にはピントが合っていなくてボケボケの写真になってしまった、ということも珍しくありません。

人物を撮るときは最低でもF1.8~F2くらいに抑えた方が良いと思います。それでもF1.4で撮影したい場面もあるかもしれませんが、F1.4レンズはかなりシビアなピント調節が必要になります。

その点、フォーカスに弱いボディだと不安が残ります。入門機はフォーカス性能が弱い製品が多いです。特に動きの速い被写体を1.4で捉えたいという場面ではかなり苦労すると思います。

また、値段は若干高めです。実売価格は6万円前後です。しかし、F値が1.4であることを考えると、適正な値段だとは思います。

【DX用レンズ】SIGMA 30mm F1.4 DC HSM ART ニコン用

おすすめの単焦点30mmF1.4

APS-C機専用の単焦点レンズです。シグマ製APS-C機専用レンズの中で最も高画質です。焦点距離はニコンのAPS-C機に装着で45mmです。

【スペック】

レンズ構成 8群9枚
画角(SD1) 50.7°
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
最小絞り F16
最短撮影距離 30cm
最大倍率 1:6.8
フィルターサイズ Ø62mm
最大径 × 全長 Ø74.2mm x 63.3mm
質量 435g

【長所】

焦点距離はAPS-C機に装着すると45mm程度で非常に使い勝手が良い画角です。この換算45mm前後で開放F値1.4というのは純正にはありません。シグマはこういうところを突いてくるのが本当にうまいと思います。この画角なら風景やポートレートなんでもそつなくこなします。

また、画質も良いです。全体的にキリッとしたシャープな写真で、解像度は高いです。

F1.4のボケや高解像度を味わいたい、という方には一押しのレンズです。

価格は4万円前後です。AF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gと比較しても安価ですね。

【短所】

重いです。重さはなんと435gもあります。サイズもやや大きめですね。

また、先のAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gの欠点でも説明しましたが、F1.4のピント合わせが非常にシビアです。最短撮影距離も0.3mですので、やはり接写には向いていません。

 

おすすめはシグマ

いかがでしたでしょうか?

一口に単焦点といっても色々な種類がありますよね。さて結局この中でどれがオススメなのはどれか、と言われたらArt 30mm F1.4 DC HSMをオススメします。

このレンズでしたら焦点距離がAPS-C機で50mm前後になりますので、初心者でも扱いやすいです。ボケも美しく非常に優秀な素晴らしいレンズです。

Art 30mm F1.4 DC HSMのレビュー

単焦点レンズでは35mmと50mmでは迷うものです。単焦点レンズの焦点距離について書いてみました。

単焦点レンズの35mmと50mmはどっちがいい?徹底検証してみる

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