フルサイズミラーレス一眼の種類は年々増えていますが、実際はどのフルサイズミラーレス一眼が良いのでしょうか?フルサイズミラーレス一眼のおすすめを紹介していきます。
目次
フルサイズミラーレス一眼の選び方
メーカーで選ぶ
SONYのフルサイズミラーレス一眼の特徴
・フルサイズミラーレス一眼のパイオニア
SONYはフルサイズミラーレス一眼のパイオニアです。
フルサイズミラーレス一眼の製造歴史が最も長く技術的には最も熟成しています。
瞳オートフォーカスの精度が良くソフトウェアの技術も評判が良いです。
・レンズの品ぞろえが良い
歴史が長いためフルサイズミラーレス一眼用のレンズの品ぞろえも多いのが特徴です。
Nikonのフルサイズミラーレス一眼
・Zマウントが魅力的
NIKONのフルサイズミラーレス一眼は一眼レフからレンズマウントを一新しました。フルサイズミラーレス一眼用のZマウントが新たに追加されています。
旧一眼レフ用のFマウントは47mmに対し、Zマウントは55mmになっています。55mにサイズアップしたことにより光学的な自由度が増してより高性能なレンズを装着することができるようになりました。これはSONYのフルサイズミラーレス一眼にはない機能ですね。
・黒の表現が優れている
Nikonのミラーレス一眼の特徴としては黒の表現や、自然な表現が得意であるということが言えます。
クールな写真を撮りたい、自然な写真を撮りたいという人には向いていると思います。
NikonとCanonはどっちがいいの?両方持ってる私が徹底解説
Canonのフルサイズミラーレス一眼
・RFレンズが魅力
Canonのフルサイズミラーレス一眼は新開発のRFレンズが魅力の一つです。旧一眼レフ用のレンズであるEFレンズよりも大幅に性能が向上しています。EFレンズでは実現できなかった、RF28-70mm F2L USMといったより明るいレンズを開発することができるようになりました。
・白の表現が優れている
Canonはプリントメーカーでもあります。そのため、ありのままの写真ではなくより美しく表現することに重点が置かれています。
Canonは特に白色の表現が優れています。結婚式の前撮りの明るい写真やポートレート写真を撮る方に人気が高いのが特徴です。
画素数で選ぶ
フルサイズミラーレス一眼の画素数は大きくわけてベーシックモデルと高画素モデルに分かれます。
ベーシックモデルは2000万画素くらい、高画素モデルでは4000万画素で人気が高まっています。
当然、高画素モデルの方が繊細さは上ですが、価格が高い、データ容量が大きくなるというデメリットがあります。
レンズの種類で選ぶ
フルサイズミラーレス一眼はメーカーによってレンズの種類が大きく差があります。
SONYのレンズの特徴
- レンズの種類が豊富
- CanonのEFレンズが流用可能
- シグマ等のレンズも増えている
SONYはレンズの種類が豊富である上にCanonのレンズをMC11コンバーターを接続することにより、そのまま利用することができます。
Canonユーザーでも気軽に移行することができるため人気が高いですね。
Nikonのレンズの特徴
- サイズが大きい
- レンズ性能が高い
- 純正以外のレンズが少ない
- シグマ等へレンズ情報の提供を行わないためシグマレンズの開発は遅れている(ウワサ)
NikonはZマウントが魅力ですね。レンズ性能が高く光学性能が高いのが特徴です。
ただし、サードパーティにレンズ情報を提供しないということで他社レンズを装着することが難しいと言えます。
なお、Nikonの一眼レフ用のレンズはニコンのコンバーターを利用することでZマウントに対応することができます。
Canonのレンズの特徴
- サイズが大きい
- レンズ性能が高い
- 一眼レフ用のシグマのレンズも一部装着が可能
Canonの一眼レフ用レンズは年代物が多くリニューアルが多くのファンから待たれていました。Canonのレンズはフルサイズミラーレスに参入することになりRFレンズを開発し大幅にパワーアップしています。
一眼レフ用のシグマのレンズも一部装着が可能でありレンズ資産を活かすことができます。
被写体認識能力で選ぶ
被写体認識能力は写真を撮るときにソフト的に分析して最適な撮影が行えるかということです。
瞳オートフォーカスの人気が高く確実に瞳を検知しオートフォーカスできるか、という点も確認しておきましょう。
バッテリーの性能を確認
フルサイズミラーレス一眼の意外な盲点としてはバッテリー性能の良し悪しですね。
フルサイズミラーレス一眼は一眼レフとは異なり、液晶画面や電子ファインダーを使用しています。また、ソフト面でも進化しているため、より電力を使用します。
そのため、一眼レフと比較しても1回の充電で撮影できる写真の枚数にも制限がでてきます。
フルサイズミラーレス一眼の1回の充電での撮影可能枚数もチェックしてみてください。当サイトでは撮影可能枚数も表記して紹介していますから、比較しながら選びましょう。
フルサイズミラーレスの予算について。高級一眼レフは60万円以上!ミラーレスは低価格。
フラグシップのフルサイズ一眼レフは60万円代という値段でした。
中堅のフルサイズ一眼レフも発売時は40万円以上ということも多々ありました。
しかし、フルサイズ一眼レフと比較するとフルサイズミラーレスは比較的安価になってきていると思います。
フルサイズミラーレスの予算については次の通りです。
- フラグシップ 40万円前後
- 高級機 25万円前後
- 入門機 13万円前後
入門機などは13万円前後で購入することができますが、性能面でやや劣る部分があります。
フラグシップ機については、性能面は非常に良いですが、価格が高く、コスパは悪いです。レンズ等の予算も考えるとフラグシップを避けてレンズに予算を回した方が良いと思います。
最もバランスが良いのが高級機である25万円前後の予算で買えるフルサイズミラーレスです。このあたりの機種についてはα7ⅢやEOS RPなどが挙げられます。
フルサイズミラーレス一眼のおすすめ7選。比較しながら紹介
SONY α7III【おすすめNo1】
【スペック】
有効画素数 | 2420万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 10枚 |
液晶サイズ | 3型 |
液晶画素数 | 92万画素 |
常用ISO感度 | 100-51200 |
拡張ISO感度 | 50-204800 |
重量(本体) | 565g |
位相差検出AF | 693点 |
コントラスト検出AF | 425点 |
瞳AF | ○ |
バッテリー性能 | 710枚 |
デュアルスロット | ○ |
手振れ補正 | 5.0段 |
進化した瞳AF。革新的な追従性能
SONY α7IIIは後から解説する旧型のSONY α7 IIよりも瞳AFの精度で大きな差があります。SONY α7IIIは画面のほぼ全体にオートフォーカスポイントがある点で有利で画面の隅の方でも瞳AFが動作します。
追従性能が従来機よりも格段に向上している点でも人気が高まっているフルサイズミラーレス一眼です。
動物瞳AFに対応
SONY α7IIIは動物瞳オートフォーカスに対応しています!やはりソニーはフルサイズミラーレスのパイオニアだけあって、ソフトウェアの技術面ではかなり先行していますね!
AF追従性能が極めて良い
AF追従性能はSONY α7R IIIよりも高く物凄い性能を誇ります。トンボにAFを合わせたら飛び立っても追従し続ける・・・といったことも可能になっています。
カメラの性能がいくら良くてもAFが外れていたらお話になりませんからね。
このAF性能1点だけみてもSONY α7IIIを買う価値は十分あるかと思います。
バッテリー性能が格段に良い
撮影可能枚数が710枚ということで一眼レフの上位機種並みのバッテリーのもち具合ですね。本当にフルサイズミラーレス一眼ですか?と聞きたくなるほどバッテリーがよく持ちます。
有効画素はSONY α7R IIIより劣るが十分。描写性能は卓越している
有効画素は2420万画素でやや繊細さは上位機種に劣りますが、それでも十分すぎるほどの性能です。
多少のトリミング程度では画質がほとんど落ちることもないでしょう。
肝心の描写性能は格段に良くかなりシャープな写真を撮ることができます。
価格のバランスが良好
価格はとても高いわけでもないため中級者クラスの方でも手が出る価格帯です。フラグシップにお金をかけるのも良いですが、α7Ⅲを購入してレンズを充実させた方がかえって良い場合もあります。
個人的にはSONY α7IIIは価格、画質、AF性能全ての面でバランスが良く、イチオシのフルサイズミラーレスです。
参考記事→SONYα7 IIIの購入レビュー!プロのカメラマンが使ってみた!
α9 II ILCE-9M2
【スペック】
有効画素数 | 2420万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 20コマ/秒 |
液晶サイズ | 3型 |
液晶画素数 | 144万画素 |
常用ISO感度 | 100-51200 |
拡張ISO感度 | 50-204800 |
重量(本体) | 593g |
AF | 425 |
瞳AF | 〇 |
バッテリー性能 | 690枚 |
デュアルスロット | 〇 |
手振れ補正 | 5.5段 |
圧倒的な連写性能
α9 IIの最大の特徴は圧倒的な連写性能です。
連写速度はなんと毎秒20枚!決定的な瞬間を逃したくない方におすすめです。特にスポーツや野鳥、動物撮影などに向いていると思います。
ボディ内手振れ補正5.5段搭載
α9 IIはボディ内手振れ補正5.5段分を搭載しています。ISO感度も常用で51200を搭載しており暗いシーンに非常に強いフルサイズミラーレスです。
バッテリー性能690枚
非常に高性能なα9 IIですが、バッテリー性能も申し分ありません。フルサイズミラーレスとしては驚異的な690枚撮影に対応しています。
一般的なミラーレスは250枚程度ですから比較するとかなりの差があります。
UHS-Ⅱに2枚とも対応
ミラーレスは連射しているとメモリカードの書き込み速度が遅く徐々に連写速度が落ちてくる傾向があります。
α9 IIは高速メモリカード転送のUHS-Ⅱに対応しています。超高速でメモリカードに転送ができるため、連写しても速度が落ちにくい仕様となっています。
連写をバシバシ使って撮りたいという方に向いています。
α9 IIの動画
SONY α7R III
【スペック】
有効画素数 | 4240万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 10枚 |
液晶サイズ | 3型 |
液晶画素数 | 144万画素 |
常用ISO感度 | 100-32000 |
拡張ISO感度 | 50-102400 |
重量(本体) | 572g |
位相差検出AF | 399点 |
コントラスト検出AF | 425点 |
瞳AF | ○ |
バッテリー性能 | 650枚 |
デュアルスロット | ○ |
手振れ補正 | 5.5段 |
【管理人評判】
有効画素数が非常に高い
有効画素数4240万画素で高繊細モデルです。撮影したあとにトリミングや加工にも幅が広がるため、多少撮影現場で失敗してもなんとかなるカメラですね。
また、描写性能も極めて高く画質は非常に良いです。
瞳AFがすごい
従来の一眼レフでは、オートフォーカスは基本的にカメラマンが場所を選ぶ必要がありました。しかしSONY α7R IIIは被写体の瞳を自動的に検知してオートフォーカスを合わせてくれます。
もはやカメラマンがいちいちフォーカス場所を選ぶ必要がなくなりましたね。
動物AFに対応
SONY α7R IIIは、なんと動物の瞳AFにも対応しています!猫や鳥などの撮影に大活躍します!!動物撮影をする方はSONYで決まりです。
AF追従性能はSONY α7IIIに劣る
AFの追従性能については、SONY α7IIIに後れを取っています。画素数を徹底的に追求したい方向きのカメラですね。
オートフォーカス検出点が多い
オートフォーカスの検出点の数ですが、コントラストAFが425点、位相差検出AFが399点と十分すぎるほどの性能です。
バランスが良いフルサイズミラーレス一眼の優等生
上記で説明した有効画素、瞳AF、AF検出点の他にも、デュアルスロットに対応している点や手振れ補正5.5段分、バッテリー性能も650枚撮影可能ということで、ほぼすべての点で優秀なスペックです。
フルサイズミラーレス一眼の優等生的な存在と言って良いでしょう。
欠点は価格
SONY α7R IIIの弱点は優等生であるが故の価格の高さでしょう。定価はオープン価格ですが、フラグシップ級の値段は覚悟しましょう。
SONY α7R IV【圧倒的解像度】
【スペック】
有効画素数 | 6100万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 10枚 |
液晶サイズ | 3 |
液晶画素数 | 144万画素 |
常用ISO感度 | 100-32000 |
拡張ISO感度 | 50-102400 |
重量 | 580 |
AF | 567点 |
瞳AF | 〇 |
バッテリー性能 | 670枚 |
デュアルスロット | 〇 |
手振れ補正 | 5.5段 |
SONY α7R IIIを上回る高画素
SONY α7R IVの画素数は何と6100万画素!!かつてないほどの高画素で圧倒的な解像力を誇ります。
従来のSONY α7R IIIの約1.5倍もの画素数があり、超高繊細な写真を撮ることができます。
特にトリミングの際にかなり役立ちます。望遠が足りなくて十分寄れなくても後からトリミングしてもかなりの画質を維持できるメリットがあります。
デュアルスロットが全てUHS-Ⅱに対応
SONY α7IIIはスロット1はUHS-Ⅱでしたが、スロット2がUHS-Ⅰまでの対応でした。連写が続くとスロット2の対応速度が足りなくなることがありました。
SONY α7R IVの進化したポイントにUHS-Ⅱに両スロット共に対応している点です。UHS-Ⅱに両スロットに対応しているため、記録速度が間に合わないという場面が格段に減りました。
瞳AF、動物AF性能の向上
瞳AF、動物AFに対応しているのはもちろん、精度も向上しています。
AFのトラッキングのレベルについてはこちらの動画をみて頂くと分かりやすいと思います。
リアルタイムAF性能が非常に高いため、AF性能に拘りたい方にはおすすめです。
価格が高い。画素数を求めないならSONY α7IIIでも十分か
非常に性能が高いSONY α7R IVですが、価格が高いのがネックと言えます。SONY α7IIIを買ってレンズを充実させた方がかえって良い写真を撮る場合もあります。
画素数を極限まで追求してお金に余裕のある方向きのカメラですね・・・。本当は私も欲しいですが、手がでません・・・。
Canon EOS R
【スペック】
有効画素数 | 3030万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 8.0枚 |
液晶サイズ | 3.15型 |
液晶画素数 | 210万画素 |
常用ISO感度 | 100-40000 |
拡張ISO感度 | 100-102400 |
重量(本体) | 580g |
AFポイント | 最大5655 |
瞳AF | ○ |
バッテリー性能 | 370枚 |
デュアルスロット | × |
手振れ補正 | 非搭載 |
新マウントシステム RFマウント
一眼レフからミラーレス一眼に進化したことにより、新しいマウントシステムに対応します。RFマウントは従来の一眼レフのレンズ性能を大幅に超えています。
EOS Rの発売時には4つのRFレンズが発売されます。
- RF24-105mm F4 L IS USM
- RF50mm F1.2 L USM
- RF28-70mm F2 L USM
- RF35mm F1.8 MACRO IS STM
RFレンズは上記の通りです。
さらに、
- マウントアダプター EF-EOS R
が同時に発売されます。これは従来のEFマウントを使用するために必要なアダプターです。
アダプターを付ければ一眼レフ用のEFレンズにも対応するため、レンズ資産を活かすことができます。
参考記事→EOS Rのおすすめレンズ
有効画素数3030画素
EOSRは有効画素数が3030万画素です。超高繊細機種にはやや劣るものの十分な画素数を持っています。
オートフォーカスポイントは最大5655
オートフォーカスポイントは最大で5655ポイントに対応しています。SONYやNIKONのミラーレスと比較しても段違いにポイントが多いです。素晴らしいですね。
オートフォーカスはEV-4からの対応
EV-4からの対応です。暗いシーンでもオートフォーカスが迷うシーンが少なくなりそうですね。
瞳オートフォーカスに対応
EOS Rは瞳オートフォーカスに対応しています。SONYの機種を意識しているためか、瞳オートフォーカスにはきっちりと対応してきましたね。
ボディ内手振れ補正なし
ボディ内の手振れ補正は搭載されていません。Canonのアナウンスによると手振れ補正機能を搭載すると、発熱、価格の高騰となってしまうため非搭載としたとのことです。
ただ、ボディ内手振れ補正の優位性も認めており、今後検討していくとのことです。
シングルスロットが残念
デュアルスロットではなく、シングルスロットに対応しています。デュアルスロットに対応していないため予備の記録ができないため、プロユースとしてはやや力不足を感じます。
Nikon Z6
【スペック】
有効画素数 | 2450万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 12枚 |
液晶サイズ | 3.2型 |
液晶画素数 | 210万画素 |
常用ISO感度 | 100-51200 |
拡張ISO感度 | 100-204800 |
重量(本体) | 585g |
位相差検出AF | 273点 |
コントラスト検出AF | 273点 |
瞳AF | 〇 |
バッテリー性能 | 380枚 |
デュアルスロット | × |
手振れ補正 | 搭載(段数非公開) |
Zマウントがすごい
Z7の項目でも説明したため詳しくは省略しますが、Zマウントに魅力を感じるのであれば「買い」のカメラと言えそうですね。
オートフォーカスは十分な性能
オートフォーカスの検出ポイントは273点で一眼レフと比較すると格段に性能は向上していますね。十分な性能がありますから、こういう点では安心できるカメラですね。
バッテリー性能が残念
Z7でもバッテリー性能は弱いと感じていましたが、Z6ではさらに少ない380枚となっています。長時間の撮影では予備バッテリーは必須と言えそうですね。
追記:バージョンアップにて、瞳AFに対応
発売当初は瞳AFに対応していなかったZ6ですが、現在はバージョンアップして瞳オートフォーカスに対応しています。
瞳オートフォーカスの精度もかなり良いです。
シングルスロット
Z7でもシングルスロットですが、Z6も当然のようにシングルスロットです。ブライダルでの撮影現場には持っていけないですね。
撮り直しが効く撮影にのみ使うカメラと言えそうですね。
ISO感度に注意
Z7ではISO感度が64~、拡張ISO感度が32~でした。Z6では常用、拡張ともに100~であるという点には注意が必要ですね。
SONY α7 II【価格に注目】
【スペック】
有効画素数 | 2430万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 5枚 |
液晶サイズ | 3型 |
液晶画素数 | 122万画素 |
常用ISO感度 | 100-25600 |
拡張ISO感度 | 50-25600 |
重量(本体) | 556g |
位相差検出AF | 117点 |
コントラスト検出AF | 25点 |
瞳AF | ○ |
バッテリー性能 | 350枚 |
デュアルスロット | × |
手振れ補正 | 4.5段 |
オートフォーカスがやや劣る
オートフォーカスは位相差検出AFが117点、コントラスト検出AFが25点で他のフルサイズミラーレス一眼と比較するとやや劣ります。
オートフォーカスの追従性能も他のフルサイズミラーレス一眼と比較すると劣ります。
瞳オートフォーカスの精度ですが、やはりα7ⅲやα7Rⅲと比較すると落ちます。追従性が悪くフォーカスを外すことが多々あります。また、動物オートフォーカスには対応していないため注意が必要です。
バッテリー性能に不安
バッテリー撮影可能枚数が350枚でやや少ないですね。350枚はミラーレス一眼の入門機レベルと言っても良いでしょう。
価格が安い
SONY α7 IIの最大の魅力は価格です。新型のSONY α7IIIが発売されたこともあり価格がグッと安くなりました。
フルサイズミラーレス一眼を購入したいけれど、価格がネックだな、と感じているユーザーにはとても魅力的なカメラですね。
型落ちで良いから安いフルサイズミラーレスが欲しいという方にはおすすめです。
Canon EOS RP【超軽量】
【スペック】
有効画素数 | 2620万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 5枚 |
液晶サイズ | 3型 |
液晶画素数 | 104万画素 |
常用ISO感度 | 100~40000 |
拡張ISO感度 | 50-102400 |
重量(本体) | 485g |
AFポイント | 4779ポジション |
瞳AF | ○ |
バッテリー性能 | 250枚 |
デュアルスロット | × |
手振れ補正 | レンズ対応 |
待望の超軽量のフルサイズミラーレス!
Canon EOS RPの最大のメリットはフルサイズミラーレスでありながら、重量が485gという超軽量を実現している点です!
入門機の一眼レフであるEOS Kiss X9iが532gなのに、それ以上の軽さを実現しています・・・!すごい・・・!
軽量レンズで最軽量を目指す!
RFレンズ最軽量のレンズであるRF35mm F1.8 MACRO IS STMであれば305gで手振れ補正付き!めちゃくちゃ相性の良いレンズです。
レンズと本体で790gという軽さを実現できます。手振れ補正付きでこの軽さはすごいですよ!
また、EOS RPはEFレンズもマウントアダプターを組み合わせれば装着が可能です。マウントアダプターの重量が110gで、EF50mm F1.8 STM が160gの合計270gという軽量さを実現可能!
レンズと本体で755gという軽さです。ものすごく軽いので、軽いフルサイズミラーレスを求めている方は是非ゲットしましょう。
EOS Rと比較すると性能面では少し劣る
EOS Rと比較すると性能面ではやや劣ります。軽量さを重視しているためこの点では仕方が無いでしょう。画素数、連写速度、AFポイント数、バッテリーのもち具合などはやや劣ります。
バッテリーの持ちが不安
EOS RPの最大の弱点はバッテリーの持ちです。250枚しか撮影できません。うーん、正直かなり物足りませんね。EOS RPを購入する際には予備のバッテリーを買いましょう。
なお、EOS RPは管理人も購入しました。レビューはこちらの記事です
Nikon Z7
【スペック】
有効画素数 | 4575万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 9枚 |
液晶サイズ | 3.2型 |
液晶画素数 | 210万画素 |
常用ISO感度 | 64-25600 |
拡張ISO感度 | 32-102400 |
重量(本体) | 585g |
位相差検出AF | 493点 |
コントラスト検出AF | 493点 |
瞳AF | 〇 |
バッテリー性能 | 400枚 |
デュアルスロット | × |
手振れ補正 | 搭載(段数非公開) |
Zマウントがすごい
Nikonのフルサイズミラーレス一眼の最大の特徴としてはZマウントが挙げられます。簡単に言うと今までの一眼レフやフルサイズミラーレス一眼よりも大きなサイズのレンズを使用しています。
サイズが大きくなったことにより、より高性能なレンズを製造することができるようになりました。
Nikonは現在Zシリーズとして55mmF0.95というレンズを開発中です。レンズの明るさはF0.95でかなり驚異的な光学性能ですね。
今後の開発に期待していけるフルサイズミラーレス一眼です。
高画素、高繊細
Z7はNikonのフルサイズミラーレス一眼の中でも画素数に力を入れているモデルですね。画素数は4575万画素でかなりの高画素数ですね。
性能面では文句なしだがバッテリーが少し不安か
Z7は有効画素数も多く、オートフォーカスポイントも493点ということで性能面はとても優れていますね。常用ISO感度も64~というのもうれしいです。
しかし、バッテリー性能が400枚撮影ということでやや少ないように感じますね。SONY α7IIIは710枚であることを考えると少し残念です。
まさかのシングルスロット
SONY α7IIIではメモリカード、メモリースティック等でデュアルスロットに対応していますが、Nikon Z7ではシングルスロットです。
これはどういうことかというと、一度データが消えると復旧が不可能ということです。特にブライダル撮影などでは撮り直しが効かない懸念が残ります。
プロユースとしてはかなり厳しい評判が流れることが予測されますね。残念です。
追記:バージョンアップにて瞳AF搭載
これもまさか、と思ったのですが瞳AFは非搭載です。顔検出AFは搭載されていますから、こちらで代用するしかないでしょう。
うーん、絶対搭載してくると思ったのですが・・・。瞳AFに魅力を感じている人は購入しない方が良いでしょうね。
瞳オートフォーカスについては、バージョンアップにて追加になりました!手前に障害物がある場合でも、瞳を検知してフォーカスを合わせることができます。
今後もバージョンアップで様々な機能が追加されることを考えるとワクワクするフルサイズミラーレスですね!!
価格が高い
Nikon Z7は高性能を追求したカメラです。Zマウントを搭載していることもあり価格はかなり高く設定されています。
LUMIX S1
【スペック】
有効画素数 | 2420万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 9コマ |
液晶サイズ | 3.2インチ |
液晶画素数 | 210万画素 |
常用ISO感度 | 100~51200 |
拡張ISO感度 | 50~204800 |
重量 | 899g |
オートフォーカスポイント | 225 |
瞳AF | 〇 |
バッテリー性能 | 400枚 |
デュアルスロット | 〇 |
手振れ補正 | 〇 |
圧倒的な動画性能
LUMIX S1の最大の特徴は動画性能です。フルサイズミラーレス一眼で世界で初めて4K60p動画に対応しました。
さらにISO感度の高さを利用して高感度画質を追求して圧倒的な映像美を実現しています。
高繊細な映像を撮りたい方はLUMIX S1がおすすめです!
人、動物に対するオートフォーカスが究極進化
顔、瞳オートフォーカスでは、人物の顔と瞳を最大15名まで自動認識して追従を行います。さらに瞳を閉じていても検知可能です。
さらに人体検知も搭載しており、人が障害物等に少し隠れても検知可能な性能を誇ります。
さらにさらに、動物認識オートフォーカスを搭載しています。犬や猫、鳥なども検知するため、ペット撮影にも大活躍です。
5.5段分の手振れ補正搭載
LUMIX S1は内蔵手振れ補正で5.5段分を搭載しています。最新式のミラーレスとしては十分すぎるほどの性能です。
価格に難が・・・
LUMIX S1は高性能ですが、価格が非常に高いです。本体以外にもレンズを取り揃える必要があるため、下手をすると軽自動車1台分くらいの値段になってしますことも・・・?
フルサイズミラーレス一眼の比較
今回比較させて頂いたフルサイズミラーレス一眼を表にしてみました。
<画面からはみ出ている場合は横にスクロール出来ます>
機種名 | α7R III | α7III | α7 II | Z7 | Z6 | EOS R | RP | α9 II |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
有効画素数 | 4240万画素 | 2420万画素 | 2430万画素 | 4575万画素 | 2450万画素 | 3030万画素 | 2620万画素 | 2420万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
連写速度 | 10枚 | 10枚 | 5枚 | 9枚 | 12枚 | 8枚 | 5枚 | 20枚 |
液晶サイズ | 3型 | 3型 | 3型 | 3.2型 | 3.2型 | 3.15型 | 3型 | 3型 |
液晶画素数 | 144万画素 | 92万画素 | 122万画素 | 210万画素 | 210万画素 | 210万画素 | 104万画素 | 144万画素 |
常用ISO感度 | 100-32000 | 100-51200 | 100-25600 | 64-25600 | 100-51200 | 100-40000 | 100-40000 | 100-51200 |
拡張ISO感度 | 50-102400 | 50-204800 | 50-25600 | 32-102400 | 100-204800 | 100-102400 | 50-102400 | 50-204800 |
重量(本体) | 572g | 565g | 556g | 585g | 585g | 580g | 485g | 593g |
位相差AF | 399点 | 693点 | 117点 | 493点 | 273点 | 5655点 | 4779点 | 425点 |
コントラストAF | 425点 | 425点 | 25点 | 493点 | 273点 | 5655点 | 4779点 | 425点 |
瞳AF | ○ | ○ | ○ | 〇 | 〇 | ○ | 〇 | 〇 |
バッテリー性能 | 650枚 | 710枚 | 350枚 | 400枚 | 380枚 | 370枚 | 250枚 | 690枚 |
デュアルスロット | ○ | ○ | × | × | × | × | × | 〇 |
手振れ補正 | 5.5段 | 5.0段 | 4.5段 | 搭載 | 搭載 | なし | なし | 5.5段 |
管理人のおすすめはα7III
管理人のおすすめとしては、現段階ではα7RIIIです。全体的にバランスが良く仕上がっているカメラで最新の超高繊細レンズの性能をフルに活かせるカメラですね。レンズの種類も多くて良いのも評価が高いポイントです。CANONのレンズを利用することもできますし、おすすめのカメラです。
価格も比較的安定しており、フルサイズミラーレスの代表的な存在と言えますね!
⇒フルサイズミラーレスでは動画撮影にも使えます。動画撮影についてはこちらの記事で徹底的に詳しく解説しています。