Canon EOS KissシリーズはCanonの一眼レフ、ミラーレスの入門機です。価格が安く軽量なモデルで初心者に人気が高いです。
しかし、Canon EOS Kissシリーズは様々なタイプがあり、自分に合ったモデルを選ぶのは難しいですね。
そこで、本記事ではCanon EOS Kissシリーズを比較しながら、管理人のおすすめのカメラについて解説していきたいと思います。今回はランキング形式でのご紹介となります。
目次
Canon EOS Kissシリーズの選び方
CanonのEOS Kissシリーズには様々な種類がありますが、どのような基準で選べば良いのかよく分からないことも多いと思います。そこでCanon EOS Kissシリーズの選び方について詳しく解説していきます。
映像エンジンが新しいタイプがおすすめ
Canon EOS Kissシリーズを選ぶ際は、映像エンジンが新しいタイプを選びましょう。
映像エンジンとはCanon EOS Kissシリーズの内部でどのような処理をするかというものです。新しいタイプの方が画質が良く、暗いシーンに強い特徴があります。
- DIGIC5
- DIGIC7
- DIGIC8
というように表現されて、数字が大きいほど高画質です。
- DIGIC7
- DIGIC7+
というようにプラスが表記されているタイプもあります。無印よりも+の方が画質が良い特徴があります。
- DIGIC7+
- DIGIC8
という場合は、数字が大きいDIGIC8が画質が良いです。
液晶はバリアングルがおすすめ
液晶画面はバリアングルタイプがおすすめです。バリアングルとは、液晶画面が独立して動かすことができるタイプです。
バリアングル液晶では、ローアングル、ハイアングルでの撮影に重宝します。
- 人が多い運動会撮影
- 人が多いショーパレードでの撮影
- 子ども目線での撮影
というシーンで大活躍します。
さらにバリアングル液晶は画面を反転させて自撮りをすることができます。
- 家族写真
- 恋人との写真
- 友達との旅行写真
というった場面でバリアングル液晶での自撮りは活躍するでしょう。
Bluetoothでスマホ転送ができるタイプが良い
Canon EOS Kissシリーズを選ぶ際にはBluetoothでのスマホ転送に対応しているタイプのものを選びましょう。
- Wi-Fi ⇒ 毎回接続の設定が必要
- Bluetooth ⇒ 常時接続ができる
Bluetoothは常時接続することができるため、より快適にCanon EOS Kissシリーズを使用することができます。
- 撮ってすぐにSNSにシェア
という使い方ができます。
- インスタ写真を撮りたい
- ラインで友だちや家族とすぐ共有したい
という方はBluetoothに対応しているCanon EOS Kissシリーズを選びましょう。
Canon EOS kissシリーズのおすすめのカメラランキング!
1位 EOS Kiss M
- DIGIC8搭載で高画質
- バリアングル液晶搭載
- Bluetooth搭載
- 387gで軽量
EOS Kiss Mはキヤノンのミラーレス一眼です。
DIGIC8を搭載し、バリアングル液晶を搭載、さらに重量は387gで死角なしの人気のカメラです。
ミラーレス一眼ですが、画質は一眼レフを超えており画質に拘りたい方にも人気が高いです。
レンズはミラーレス用と一眼レフ用を両方使用することができます。一眼レフ用は別途コンバーターが必要です。
- ミラーレス用レンズ・・・軽い
- 一眼レフ用レンズ・・・種類が豊富で画質良い
という特徴があるため、用途に合わせて自由に付け替えることが可能です。
唯一の弱点としては、バッテリーの持ちが悪いという点です。
1バッテリーでの撮影可能枚数は235枚です。予備バッテリーも併せて購入しておくと安心でしょう。
2位 EOS Kiss X10
- DIGIC8搭載で高画質
- バリアングル液晶搭載
- Bluetooth搭載
- 449gの軽量モデル
EOS Kiss X10は一眼レフ入門機の決定版と言えます。一眼レフとしては軽量の449gを実現しています。DIGIC8搭載、バリアングル液晶を搭載、Bluetooth搭載とうことでかなりハイレベルです。
EOS Kiss X10はミラーレス用のレンズは使用できません。一眼レフ用のレンズを使用することになるため、軽量さを追求する場合は少し不利となります。
バッテリーは1070枚も撮影できるため電池の持ちはかなり良いと言えます。
EOS Kiss Mの軽量さを取るか、EOS Kiss X10のバッテリーのもちを取るか、という選択になるかと思います。
個人的にはミラーレス用レンズが使用できるEOS Kiss Mを1位とさせて頂きました。
3位 EOS KissX9
- DIGIC7搭載
- バリアングル液晶搭載
- Bluetooth搭載
- 454g
EOS KissX9はEOS Kiss X10の型落ちの一眼レフです。
型落ちのため、映像エンジンはDIGIC7を搭載しています。バリアングル液晶、Bluetooth搭載という点はしっかりとしていますね。
重量も454gでかなりの軽量さを実現しています。
EOS KissX9は型落ちということもあり、安く入手することができるため、価格を重視したい方におすすめです。
4位 EOS Kiss X9i
- DIGIC7搭載
- バリアングル液晶搭載
- Bluetooth搭載
- 532g
EOS Kiss X9iはCanon EOS Kissシリーズの上位に位置する機種です。
DIGIC7を搭載してバリアングル液晶、Bluetoothを搭載しています。
オートフォーカスの性能が高く連写も毎秒6枚で基本性能が高いのが特徴と言えます。
しかし、その分重量も大きく重たいため人気はいま一つの機種と言えます。正直言うと高性能なEOS Kiss Mの存在があるため、選ぶ理由がややないカメラとなります。
5位 EOS Kiss X90
- DIGIC4+
- 液晶固定
- Bluetoothなし
- 475g
EOS Kiss X90は個人的には選んではいけないEOS Kissシリーズです。DIGIC4+を搭載していますが、映像エンジンとしては古くて画質は今一つです。
バリアングル液晶は付いておらず、固定式の液晶画面を採用しています。使い勝手は悪いですね。
Bluetoothは付いておらず、Wi-Fiにのみ対応しています。
その他の基本性能も悪いため、おすすめ度は低いです。
Canon EOS kiss シリーズの比較表
Canon EOS kiss シリーズの性能面の比較表を作成しました。
【Canon EOS kissシリーズの比較表】
⇔はみ出ているときはスライドできます⇒
M | X10 | X9 | X9i | X90 | |
---|---|---|---|---|---|
方式 | ミラーレス | 一眼レフ | 一眼レフ | 一眼レフ | 一眼レフ |
画素数 | 2410万画素 | 2410万画素 | 2420万画素 | 2420万画素 | 2410万画素 |
センサーサイズ | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C |
連写速度(秒) | 10 | 5 | 5 | 6 | 3 |
常用ISO | 100-25600 | 100-25600 | 100-25600 | 100-25600 | 100-6400 |
映像エンジン | DIGIC8 | DIGIC8 | DIGIC7 | DIGIC7 | DIGIC4+ |
質量 | 387g | 449g | 453g | 532g | 475g |
SDカード形式 | UHS-I対応 | UHS-I対応 | UHS-I対応 | UHS-I対応 | UHS-I対応 |
使用レンズ | EF-M,EF,EF-S | EFマウント | EFマウント | EFマウント | EFマウント |
瞳AF | 〇 | 〇 | × | × | × |
ファインダー瞳AF | 〇 | × | × | × | × |
測距輝度範囲 | EV-2~18 | EV-0.5~18 | EV-0.5~18 | EV-3~18 | EV1~20 |
シャッター | 1/4000~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/4000~30秒 | 1/4000~30秒 |
4K | 24p | 24p | × | × | × |
フルHD | 60p | 60p | 60p | 60p | 30p |
ファインダー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Wi-Fi | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
撮影可能枚数 | 235枚 | 1070枚 | 650枚 | 600枚 | 500枚 |
バリアングル液晶 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
⇔はみ出ている時はスライドできます⇒
こうして比べてみると、Kiss Mの強さが分かりますね。全体的に性能が高く人気がでる理由が分かりますね。
Canon EOS kiss シリーズのレンズ選びについて
ダブルズームキットは買ってはいけない
Canon EOS kiss シリーズを購入する際に注意したいのが、ダブルズームキットを購入してはいけない、ということです。
理由としては、望遠レンズの出番が極端に少ないためです。
- 運動会で子どもの撮影をしたい
- 発表会の撮影をしたい
- 野鳥の撮影をしたい
という明確に望遠レンズの出番がある方はダブルズームキットでも良いと思います。
しかし、
- 旅行で使いたい
- 家族写真をメインで撮りたい
- 普段使いしたい
という方はダブルズームキットはやめておいた方が無難と言えます。
詳しくはこちらの記事で解説しています⇒ダブルズームキットを購入する際には注意が必要
単焦点レンズがおすすめ
Canon EOS kiss シリーズを購入する方は単焦点レンズを使用することをおすすめします。
- 画質が良い
- 背景ボケが得意
- 価格が安い
という特徴があるレンズでプロの方も愛用率が高い人気のレンズです。
こちらの写真は単焦点レンズで撮影しました。
このように写真の背景を大きくぼかした撮影をすることができます。
- 写真上手だね!と言われやすい
単焦点レンズは写真上手だね!と言われやすいレンズです。基本的には単焦点レンズを装着してカメラを使うと良いでしょう。
EOS X10やX9におすすめの単焦点レンズ
EOS X10やX9などの一眼レフにはEF50mm F1.8 STM がおすすめです。圧倒的に低価格で高画質を実現できる単焦点レンズです。本レンズは非常に人気が高く一眼レフを所有しているのならぜひ持っておきたいレンズの一つです。
⇒EF50mm F1.8 STMの購入レビュー。最高の旅行レンズ
EOS Kiss Mにおすすめの単焦点レンズ
EOS Kiss Mは一眼レフのレンズも装着できるため、コンバーターと併せてEF50mm F1.8 STMを装着することも一つの選択肢としてアリです。
または、EF-M22mm F2 STMというレンズもおすすめです。EF-M22mm F2 STMは薄型のレンズで厚さが僅か23.7mm、重量105gという軽さを実現しています。
非常に使い勝手が良くあらゆるシーンで活躍が期待できます。
EF-M22mm F2 STMはキットレンズとして購入することができるため、価格を抑えて購入することができるメリットがあります。