EF50mm F1.4 USMを購入しました!EF50mm F1.4 USMのことについて、また実際に使ってみて感じたことなどをまとめてみました。購入の際に参考になれば幸いです。
目次
EF50mm F1.4 USMの実機レビュー
管理人は実際にEF50mmF1.4USMを購入してみました。実際の使用感などについて語っていきたいと思います。
まずは気になるライバルレンズについて
EF50mm F1.4 USM | EF50mm F1.8 STM | 50mm F1.4 DG HSM ART | |
画角 | 40°・27°・46° | 40°・27°・46° | 46.8° |
レンズ構成 | 6群 7枚 | 5群 6枚 | 8群13枚 |
絞り羽根枚数 | 8枚 | 7枚 | 9枚 (円形絞り) |
最小絞り | 22 | 22 | 16 |
最短撮影距離 | 0.45m | 0.35m | 40cm |
フィルター径 | 58mm | 49mm | 77㎜ |
質量 | 290g | 約160g | 815g |
EF50mm F1.4 USMのライバルレンズとしては、低価格のEF50mm F1.8 STMやシグマの50mm F1.4 DG HSM ARTが挙げられます。
EF50mm F1.4 USMの開放は解像度が悪くコントラストも低いです。F1.8に絞ればある程度改善しF2.8くらいに絞るとかなり改善します。
EF50mm F1.8 STMは開放F1.8ではEF50mm F1.4 USMのF1.8と同程度の解像度でそれなりに解像します。
50mm F1.4 DG HSM ARTについては、開放からがっつり驚異的に解像するレンズです。ただ、重量が他のレンズと比較して数倍もあるため購入を躊躇する方が多いです。
それぞれの選び方は?
・解像度、性能重視の場合
迷わずシグマの50mm F1.4 DG HSM ARTがいいでしょう。ボケ味や解像感は他のレンズを圧倒しています。重いのと高いという点が欠点ですが、それを差し引いても十分すぎる魅力がこのレンズにはあります。
・軽さ、手軽さ重視の場合
街のスナップを手軽に撮りたい、旅行での写真を気軽に収めたいという方はEF50mm F1.8 STMがイチオシです。重量が他のレンズと比べて軽量に作られている点や最短撮影距離が短いため旅先での料理の写真なども撮りやすいレンズです。ただ、開放F値は1.8ですので、ほかのレンズと比べると明るさという点では負けてしまいます。
・軽くて性能のいいもの、コスパもいいのがいい!という欲張りの方の場合
開放F1.4で強烈なボケ味を味わいたい、でもコスパのいいレンズがいい、という欲張りな方はEF50mm F1.4 USMがいいでしょう。開放F1.4は一度味わってしまうと病みつきになってしまいます。
EF50mm F1.4 USMの外観
EF50mm F1.4 USMの正面からの写真です。レンズフードとレンズキャップはつけたまま撮影しています。
斜めからの写真です。装着しているカメラは5Dmark3です。
真上からの写真です。
レンズフードを外した状態の写真です。EF50mm F1.4 USMは小型&コンパクトがウリだと思っているので、レンズフードは外して撮影することが多いです。
手持ちのレンズとの比較です。左からEF50mmF1.8、EF50mmF1.4、EF17-40mmF4、EF70-200mmF2.8です。
EF50mmF1.8と比較するとやや大き目な印象ですね。
EF50mmF1.4の実写レビュー。作例
それでは早速EF50mmF1.4の実写をレビューしていきたいと思います。今回はスイスに旅行へ行ってきましたので、その時撮った写真をアップしました。カメラは5Dmark3を使用しています。
上の写真は、スイスでのディナーを何気なく撮った写真です。F値は開放F1.4で撮影しました。
背景ボケはやわらかくて優しい雰囲気です。最短撮影距離は最近の50mmレンズと比較して少し長めになっていますが、料理等の撮影には特に困ることはないです。
上の写真は窓から差し込む光が綺麗でしたので撮影してみました。F値はF1.8で撮影しました。
ピントは手前のカーテンに合わせています。背景のお花が自然にボケていますね。また、お花の上あたりの光も優しく撮れているのが分かります。
このレンズはシャープな写真を撮るよりは優しい雰囲気の写真を撮るのに向いていますね。
上の写真はスイスのカフェで食べたデザートです。F値はF2.5で撮影しました。最初はF1.4で撮影したのですが、背景がボケすぎていたため少し絞りました。
EF50mmF1.4は開放F値が1.4であるためボケの量にかなり余裕があります。ボケすぎることも多々あるため注意が必要です。
短所
設計が古いため解像度は劣る
EF50mmF1.4の画質はあまりよくありません。特に開放では解像度は悪いです。コントラストの低下も顕著で最低でもF1.8に絞って使用したいレンズです。
開放からの解像度が高いレンズとしてはシグマのARTシリーズが挙げられます。開放からパリパリの写真を撮りたい方や重さは気にしないという方はシグマ50mmARTの購入も検討してみましょう。
(噂)AFが壊れやすい?
EF50mmF1.4のウワサ情報としては、オートフォーカスが壊れやすいというものがあります。オートフォーカスのグリスの劣化などで故障することがあるようです。私の知り合いの方は3回ほど壊れて買い替えたとも言っていました。
ただ、管理人の所持しているEF50mmF1.4は特に故障するような様子もなく快調に撮影できています。おそらく個体差があるのだと思われます。
長所
F値がF1.4!
このレンズの最大の魅力はF値がF1.4であるということです。F1.4のレンズがここまでの価格帯まで落ちているのは非常に魅力的であると思います。F1.8では決して撮ることができない強烈にボケた写真を撮ることができます。
開放での画質は良くはないものの、F1.8のレンズではどうひっくり返ってもF1.4で撮影することはできないです。F1.4に魅力を感じたら購入を検討してもいいでしょう。
軽量&コンパクト
EF50mmF1.4の魅力は軽量&コンパクトということです。フルサイズ対応で明るさがF1.4というスペックであるのに質量は290gです。シグマの50mmF1.4は815gもあり比較するとかなりの差があることが分かります。
軽量&コンパクトであるため海外旅行やちょっとした旅レンズとしては非常に優秀です。ただ、レンズフードを取り付けるとそれなりにかさばりますので、私の場合は通常は外して使用することが多いです。
プロの使用率が高い
これはしっかりとした調査をしたわけではありませんが、私の周りのプロのフォトグラファーの方はEF50mmF1.4を使用している人が多いです。前撮りをされるフォトグラファーや式場のフォトグラファーの方も使用している人がいます。
価格が安い
価格が非常に安いのも魅力の一つです。定価は55,500円ですが、中古価格が比較的底まで落ちている感がありますので中古でもいいという方は中古品も検討してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はEF50mmF1.4についてのレビューを行いました。
温かくて優しい雰囲気の写真を撮ることができます。キットレンズからのステップアップやズームレンズなどからの変更する方にもおすすめのレンズです。
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