キャノンの望遠レンズの高級機は白色で塗装されています。白レンズとも呼ばれカメラを趣味にしている人の憧れのレンズでもあります。
そんな白レンズについてや、白レンズの種類、おすすめの機種、白レンズの疑問について徹底的にまとめてみました。
目次
1.白レンズとは?
オリンピックをはじめ、世界的なスポーツでも広くフォトグラファーに支持されているのが、キャノンの白レンズと言われているレンズです。
正確には『白レンズ』というのは愛称で、キャノンの高級レンズ(Lレンズ)の中で望遠または超望遠機能を有している鏡筒が白に塗装されたものを指します。
1-1.白レンズの最大の違いは描写性能と超高速AF
白レンズの最大の特徴は、高い描写性能と超高速AFです。通常のレンズとは一線を画す超高画質は本当に驚かされます。撮れる写真はシャープそのものです。
AF速度は極めて速く一瞬でAFが合うため、大変気持ちが良いですし一瞬のシャッターチャンスを逃すことがありません。
1-2.白レンズは重いものが多い
白レンズは重い製品が多いです。現行機で最も軽いのが、705gのEF70-200mm F4L USMです。
最も重いのが、単焦点レンズのEF800mm F5.6L IS USMで、重量はなんと4500gです。お、重い・・・。
単焦点レンズって軽いものが多いのですが、白レンズは単焦点レンズの方が重い製品が多いです。
1-2.白い理由は?
1-2-1.熱への耐性を高めるため
白レンズが白色に塗装されているのは、熱膨張による光軸のズレ等精度の低下を防ぐためです。白レンズはオリンピックやモータースポーツを撮影するフォトグラファーをターゲットに開発されました。もちろんそれらの競技は真夏にも開催されることがあり、過酷な炎天下でも安定した性能と画質を出すために白色に塗装されました。
ちなみに冷蔵庫や飛行機も熱の流入を防ぐために白色に塗装されているものが多いですね。キャノンの白レンズと同じ意味を持っています。
1-2-1.ブランド化のため
白レンズが発売された当初は熱への耐性を高めるのが目的でしたが、現在はプロ用高性能レンズのシンボルとして『白レンズ』という愛称が定着しています。
2.白レンズの疑問
Q.目立ちますか?
目立ちます。でも目立って良いんじゃないでしょうか。ホンキでやってるんだぞって感じが出ます。
Q.結婚式で使ってもいいの?
式場フォトグラファーの方でも白レンズを使っている方はいます。白レンズはやや灰色がかかった白色ですので、花嫁の白いウェディングドレスを邪魔することも無いかと思います。
基本的には問題無いですがもし気になるようでしたら、新郎新婦に確認するのが良いでしょう。
Q.白レンズは黒の単焦点とどっちが性能いいの?
白レンズだからといって黒色のレンズの全てに性能で勝るわけではありません。白レンズのズームレンズは黒色の単焦点レンズに性能で負けることもありますし、その逆もあり得ます。個々のレンズの性能によりますので、なんとも言えません。
Q.白色のフード使っている人をみたんだけど・・・
純正ではありませんが、エツミから白色のフードが発売されています。それ以外でもネット通販を見ると純正以外の製品がいくつかあります。ただ、純正とは異なり内面に植毛処理がされていないため、逆光耐性は純正以下です。スタイルを重視する人向けのフードです。基本的には純正フードを使用した方が良いでしょう。
Q.canonしか白レンズはないの?
SONYやニコンにも一部ありますが、種類は少ないです。
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