フルサイズ入門機として人気が高いCanonの6Dmark2。しかしレンズキットとしてEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMとEF24-70mm F4L IS USMを選択する必要があります。
性能が近い両レンズですが、どっちがいいの・・・?ということで管理人の考えをまとめてみました。
目次
- 1.6Dmark2のレンズキットはどっちがいい?
- 1-1.EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMとEF24-70mm F4L IS USMの比較
- 1-2.F値性能はEF24-70mm F4L IS USMが勝ち
- 1-3.オートフォーカス性能はEF24-70mm F4L IS USMが勝ち
- 1-4.焦点距離の範囲はEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMが勝ち
- 1-5.重量はEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMが勝ち
- 1-6.解像度はEF24-70mm F4L IS USMが勝ち
- 1-7.手振れ補正は互角
- 1-8.EF24-70mm F4L IS USM簡易マクロ機能あり
- 1-9.価格差は約5万。EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMの方が安い
- 2.結局どっちがいい?管理人の結論は安いEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMを買って差額でレンズを1本買う
- 3.差額の5万円で買えるおすすめのレンズ
1.6Dmark2のレンズキットはどっちがいい?
いきなり結論!管理人の考えは・・・?
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6D Mark II ボディー EOS6DMK2
ということで、管理の答えは上記の通りです。その理由など詳しく解説してきたいと思います。
まずは両レンズのスペックの比較からいきましょう。
1-1.EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMとEF24-70mm F4L IS USMの比較
EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM | EF24-70mm F4L IS USM | |
レンズ構成 | 13群17枚 | 12群15枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 9枚 |
最小絞り | 22-36 | 22 |
最短撮影距離 | 0.4m | 0.38m、マクロ切替え時0.2m |
最大撮影倍率 | 0.3倍 | 0.21倍、0.7倍 |
フィルター径 | 77mm | 77mm |
質量 | 約525g | 約600g |
手ブレ補正効果 | 4.0段分 | 約4.0段分 |
総合スコア | 18 | 19 |
解像度 | 11P-Mpix | 13P-Mpix |
EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMとEF24-70mm F4L IS USMは性能面でかなり似通ったようなレンズです。それでは細かくみていきましょう。
1-2.F値性能はEF24-70mm F4L IS USMが勝ち
レンズの性能を大きく左右するレンズの明るさ(F値)はEF24-70mm F4L IS USMの方が有利です。EF24-70mm F4L IS USMは全域でF4です。変動せず安定的に撮影できます。マニュアル撮影や絞り優先モードでもF4に固定したまま撮影することができます。
一方EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMはF値が変動式となっており広角側でF3.5、望遠側でF5.6となっています。広角側はF4よりも明るいのですが、いかんせん変動式であるため少し扱いづらいレンズと言えるでしょう。
1-3.オートフォーカス性能はEF24-70mm F4L IS USMが勝ち
オートフォーカス性能はEF24-70mm F4L IS USMの方が良いです。EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは旧型のステッピングモーターを採用しているためオートフォーカスはやや遅めです。
1-4.焦点距離の範囲はEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMが勝ち
焦点距離は105mmまで対応しているEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMの方が有利です。EF24-70mm F4L IS USMだと、あと少し望遠で撮りたいのに・・・!という場面も多くあります。
1-5.重量はEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMが勝ち
重量はEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMが525gで、EF24-70mm F4L IS USMの600gよりも少しだけ軽いです。6Dmark2が軽量モデルであることを考えるとレンズも少しでも軽い方が良いですね。
1-6.解像度はEF24-70mm F4L IS USMが勝ち
レンズ自体の解像度はEF24-70mm F4L IS USMの方が高く解像します。ただ、ほぼ同レベルの値であるため見比べてもほとんど差はないかと思います。
1-7.手振れ補正は互角
手振れ補正は両レンズとも4段分のISを搭載しています。手振れ補正の性能については互角と言えます。
1-8.EF24-70mm F4L IS USM簡易マクロ機能あり
お花などを撮影する際にクローズアップできるのはEF24-70mm F4L IS USMです。
EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMでもまずまず寄れますが、EF24-70mm F4L IS USMには敵いません。
1-9.価格差は約5万。EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMの方が安い
最も重要なのが価格ですよね。レンズキットの値段の差は時期や発売からの経過日時などで変動しますが、おおむね5万円ほど離れています。
EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMの方が5万円ほど安く購入することができます。
2.結局どっちがいい?管理人の結論は安いEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMを買って差額でレンズを1本買う
管理人の結論としては、安価なEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMがおすすめです。
2-1.価格差の割に性能に差があまりない
EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMを推す理由としては価格差が大きい割に性能にあまり差がないという点です。
確かにF4通しや解像度、オートフォーカスなどほとんどの面で劣ってはいますが、5万円の差額を埋めるほどの魅力があるかは疑問です。
普段使いとしてはEF24-105mmをカバーすることができるEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMの方が使い勝手は良い、というのが管理人の結論です。
2-2.EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMが良い人
・コストパフォーマンスの良いレンズが欲しい
・レンズをもう1本買いたい
・実は気になるレンズがある
・中望遠までオールラウンドに撮りたい
・軽いレンズが欲しい
2-3.EF24-70mm F4L IS USMが良い人
・マクロ撮影もやりたい
・Lレンズに憧れがある
・F値が固定式のレンズが欲しい
・オートフォーカス性能の良いレンズが欲しい
・5万円の価格差は気にならない
3.差額の5万円で買えるおすすめのレンズ
6Dmark2のレンズキットの差額は5万円ほどです。ということで差額の5万円程度で購入できるおすすめのレンズをまとめてみました。どのレンズも優秀で6Dmark2に合うレンズばかりです。
3-1.EF17-40mm F4L USM(中古)
画角(水平・垂直・対角線) | 93°〜49°20'・70°30'〜34°・104°〜57°30' |
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レンズ構成 | 9群12枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 0.24倍(40mm時) |
フィルター径 | 77mm |
最大径×長さ | φ83.5mm×96.8mm |
質量 | 約475g |
【管理人コメント】
EF17-40mm F4L USMはコストパフォーマンスが良い超広角レンズです。中古で購入すれば十分5万円以下で購入することができます。
超広角レンズは標準ズームレンズでは味わえないパースを活かした写真を撮ることができます。
広大な自然を撮るときや、登山、旅行にもおすすめです。また室内での撮影も使いやすく良いレンズですね。
このレンズは管理人も持っています。
3-2.【おすすめNo1】EF50mm F1.4 USM
画角(水平・垂直・対角線) | 40°・27°・46° |
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レンズ構成 | 6群 7枚 |
絞り羽根枚数 | 8枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.15倍 |
フィルター径 | 58mm |
最大径×長さ | φ73.8mm×50.5mm |
質量 | 約290g |
【管理人コメント】
EF50mm F1.4 USMの最大の特徴はその明るさです。F値はF1.4とかなり明るく暗いシーンに強いのが特徴です。
6Dmark2はレンズキットのいずれも暗くEF50mm F1.4 USMのように明るいレンズが1本あると撮影の幅が広がっていいと思います。
背景ボケもF1.4という開放F値のため大きく出せるのも特徴です。フルサイズ一眼を持っているのであれば、持っておきたいレンズの一つです。
価格も安くて5万円あればお釣りが来ます。お散歩や本格的な撮影にも対応できるマルチなレンズです。
3-3.【ポートレート向き】EF85mm F1.8 USM
画角(水平・垂直・対角線) | 24°・16°・28°30' |
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レンズ構成 | 7群 9枚 |
絞り羽根枚数 | 8枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.85m |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フィルター径 | 58mm |
最大径×長さ | φ75mm×71.5mm |
質量 | 約425g |
【管理人コメント】
EF85mm F1.8 USMはポートレート向きのレンズです。焦点距離は85mmでポートレートに最適な焦点距離となっています。
ポートレート撮影においては、EF50mmF1.4よりも背景ボケを表現しやすくモデルさんとの距離感も丁度良く扱いやすいレンズです。
ポートレートのみならず、子どもの撮影や暗いシーンでの人物撮影などにも対応できるレンズです。
3-4.EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
画角(水平・垂直・対角線) | 29°~6°50'・19°30'~4°35'・34°~8°15' |
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レンズ構成 | 12群17枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
最小絞り | 32~45 |
最短撮影距離 | 1.2m |
最大撮影倍率 | 0.25倍(300mm時) |
フィルター径 | 67mm |
最大径×長さ | φ80mm×145.5mm |
質量 | 約710g |
手ブレ補正効果 | 4.0段分※(CIPAガイドライン準拠) |
【管理人コメント】
ナノUSMを搭載した頼れる望遠レンズEF70-300mm F4-5.6 IS II USMです。オートフォーカス性能が一般的なLレンズよりも速く動きの激しい被写体にも難なく対応できる望遠レンズです。
画質面においても優秀でLレンズ級ともいわれています。
旧型よりも画質、オートフォーカス性能、重量などが改善され強力な手振れ補正も搭載されている頼れる望遠レンズです。
運動会や子どもの発表会、鳥の撮影や動物園での撮影など幅広く対応できます。人気も高くCANONの望遠レンズの定番とも言えます。
⇒EF70-300mm F4-5.6 IS II USM購入レビュー
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