カメラのレンズ清掃は難しくて面倒なものだと思っていませんか?
おそらく大半のカメラ初心者の方は苦手意識があるのではないでしょうか。
そこで今回は手軽に、そして綺麗にレンズを掃除出来るレンズペンというアイテムをご紹介します。
目次
カメラのレンズ掃除の定番『レンズペン』
従来の清掃ツールは手間がかかりすぎる
今までの掃除ツールと言えば次の写真のものが一般的でした。
ブロワ―、クリーニングペーパー、クリーニング液、綿棒など・・・。
これらの道具を使えば確かにレンズは綺麗になりますが、掃除に非常に手間がかかります。
ブロワ―で汚れを飛ばし、クリーニングペーパーを濡らし、ふき取り、綿棒やつまようじなどで丁寧に掃除する必要があります。
几帳面な方でしたら良いのですが、私のような大雑把な性格の人にはちょっときついです・・・。
特に外出先でレンズに指紋などの汚れをつけてしまったときなどは非常に困りますよね。
カメラを安全な場所に置いて、これらの道具を全部取り出して掃除をする。
非常に手間暇かかります。
その間にシャッターチャンスを逃してしまうこともあるかもしれません。
レンズペンとは?
レンズペンとはペンの形をしたレンズ掃除ツールです。
ペンのように小さくて持ち運びが簡単なのが最大の特徴です。
レンズペンにはレンズ用、フィルター用、液晶用、コンパクトカメラ用、ファインダー用の5種類があります。
全てそろえる必要はなく、レンズ用のレンズペンがあればフィルターや液晶画面が綺麗に掃除出来ます。
レンズペンの種類について。コンデジ用、フィルター用もある
レンズペンで最も有名どころは、HAKUBAのレンズペン3シリーズです。稀に無名メーカーのレンズペンを見かけますが、カメラ用品の信頼が厚いHAKUBA製がおすすめです。
【レンズペンの種類一覧】
レンズペン3 | レンズ用 |
レンズペン3フィルタークリア | レンズフィルター用 |
レンズペン3デジクリア | 液晶画面用 |
レンズペン3ミニプロ | コンデジ用 |
レンズペン3マイクロプロ | ファインダー用 |
HAKUBAのレンズペンは上記のように分かれています。一番人気が高いのはレンズペン3のレンズ用のものです。
レンズにも使用できますし、フィルターにも使用できるため人気を集めています。
今回は人気のレンズ用のレンズペンを購入しましたので、写真付きでご紹介したいと思います。
HAKUBA メンテナンス用品 レンズペン3 【レンズ用】 ブラック KMC-LP12B
レンズペンの紹介
今回購入したのは、HAKUBAのレンズペン3(レンズ用)という製品です。
レンズペンの中では定番の商品です。
定価は3240円ですが、アマゾン等の通販を利用すれば1600円前後で購入可能です。
全体図です。
本当にペンのような形をしていますね。
かさばらずにポケットに入れて持ち運びが出来ます。
裏側から見た写真です。
中央付近にある可動部分を動かすと・・・・
ブラシが出てきます。
このブラシでレンズ上のチリやゴミを掃除します。
このブラシは化粧用にも使われている上質の山羊毛を使用しているとのことです。
実際に触ってみましたが、確かにやわらかくて良い素材を使っているような質感はあります。
次に反対側のキャップを外すとクリーニング部分が出てきます。
この部分は最適な最高級セーム皮を使用しているとのこと。
セーム皮は時計など高級品のクリーニングによく使われています。
この部分には特にHAKUBAさんの拘りを感じますね。
HAKUBAのレンズペンには予備のキャップもついています。
ありがたいですが、付け替える頃には無くしてしまいそうです。
レンズペンのブラシとクリーニング部分を出した状態です。
このクリーニング部分にはカーボン粉末が微量ついていてレンズを美しく掃除出来ます。
また、キャップの部分にはカーボン粉末が入っていて、キャップをつけるたびに本体のクリーニング部分に補充されます。
約1000回程度使用可能とのことですので、アマチュアカメラマンであれば数年は使い続けられそうですね。
レンズペンでレンズを実際に掃除してみる
と、その前に実験用にレンズに指紋をベタベタと付けます。
レンズ表面がかなり指紋で汚れてしまいました。
それでは早速レンズペンで掃除していきます。
まずは、収納式ブラシでレンズの表面のチリやホコリを掃除します。
チリやホコリが残っているとクリーニング部分で磨いたときに傷になってしまう可能性もありますので入念に掃除しましょう。
クリーニング部分をレンズの中央に当てて円を描くように汚れを掃除します。
レンズペンの先端と本体をつなぐ部分はゴムで出来ています。
そのため、写真のように少し傾けてもレンズペンの先はレンズに密着しています。
HAKUBAさんのアイデアが光りますね。
最後にレンズペンの収納ブラシで表面をさっと払って掃除終了です。
こちらは掃除し終えた状態のレンズです。
いかがでしょうか?
すごく綺麗になっていますね。
ゴミやチリはもちろん、曇り一つありません。
レンズペン恐るべし・・・!
なお、レンズのボディ側の掃除も出来ます。
同様に大変綺麗になりました。
プロテクターの掃除
今回はレンズ用のレンズペンを購入しましたが、プロテクターは掃除出来るのでしょうか?
やはりプロテクター用のレンズペンを買わないといけないのか・・・?
ということで実験開始です。
ブラシでゴミとチリを掃き、クリーニング部分で磨き上げます。
すると・・・。
めちゃくちゃ綺麗になりました!!
同じようにライブビュー画面も磨きましたが問題なく掃除できました!
レンズ用レンズペンの弱点は?
水分の多い汚れに弱い
レンズペンは水分の多い汚れには弱いです。
例えば泥汚れや、アイスクリームのようなものです。
そのような汚れが付着した場合は柔らかい布でふき取ってから掃除しましょう。
細かい部分にはクリーニング部分が入らない
ファインダー部分やコンパクトカメラのレンズにはレンズ用レンズペンは大きすぎます。
ファインダーやコンパクトカメラを清掃する場合は専用のレンズペンを別途購入した方が良いと思います。
レンズペンで黒くなる?
クリーニング部分でレンズ面を拭くと黒い粉のようなものが付着する場合があります。これはレンズ鏡面を綺麗にする成分の一部ですから心配しなくても大丈夫です。
収納式ブラシで掃くと綺麗になるため安心してください。
レンズペンで傷がつく?
レンズペンで気になるのがレンズペンを使用すると傷が付くか?ということです。
私も3年以上レンズペンを使用していますが、一度も傷が付いたことはありません。
傷が気になる場合は、収納ブラシでしっかりとレンズ鏡面の汚れを落としてからクリーニング部分で磨くと良いでしょう。
レンズペンは日々のメンテナンスにおすすめです
レンズペンは一眼レフ、ミラーレスユーザーであれば是非持っておきたいアイテムです。
私はいざという時のために撮影の際には必ず持参しているようにしています。
安くて本当にオススメですので、是非購入を検討してみてください。
HAKUBA メンテナンス用品 レンズペン3 【レンズ用】 ブラック KMC-LP12B
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