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高いレンズと安いレンズの違いは?カメラの写りの違いはわかるのか

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本記事では高いレンズと安いレンズの違いについて徹底的に解説していきます。

  • 安いレンズを買って後悔
  • 高いレンズを買って後悔

ということがないように、事前にそれぞれの違いについてしっかりと把握しておきましょう。

本記事では10万円以上のレンズを保有している管理人が、それぞれの違いを実際に撮影しながら解説している貴重な情報です。見逃さないように注意しましょう。

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高いレンズと安いレンズの違い

F値が違う。ボケの量に差がでる

高いレンズと安いレンズの違いはF値に差があります。

【安いレンズ】

EF50mm F1.8 STM

【高いレンズ】

SIGMA 50mm f1.4 DG HSM ART

本項目では上記2種類で比較したいと思います。

それぞれは50mmの単焦点レンズですが、値段は10倍近く差があります。

それぞれのF値を見てみると安い方がF1.8で高い方がF1.4です。

F値が小さい方が高いわけです。F値については次の記事で詳しく解説しています。

F値(絞り値)とは?ボケを比較してみた!

F値は数値が小さいほど背景ボケが大きくなります。それぞれの違いを比較したいと思います。

【F1.4】

高いレンズのF1.4

 

 

【F1.8】

安いレンズのF1.8

比較してみるとF1.4の方が背景ボケが大きいといえます。

ただし、それぞれ同じ単焦点レンズを使用していることもあり一見すると大きな差はないように感じます。

どちらかというと拘りをもって背景ボケをより大きくしたい方は高級機を選ぶ傾向があります。

特にポートレート撮影においては背景ボケの大きさがモノをいいます。

素材が違う

高いレンズと安いレンズの違いは素材です。

高いレンズと安いレンズは素材が違う

左のレンズは安いレンズで1万円ほどで購入出来ます。右側は高いレンズで10万円ちかくします。

安いレンズはプラスチックがメインで作られておりやや信頼性に劣ります。

高いレンズは金属が使われていてかなり堅牢性が高いです。

 

安いレンズと高いレンズを並べる

こちらはも高いレンズと安いレンズを並べています。

左が高いレンズ、右が安いレンズですね。

高いレンズには「距離目盛」というピントを合わせるための計器が付いています。対して、安いレンズには「距離目盛」はありません。

このように安いレンズは経費を削減するために、機能を一部省略されている場合があります。

ちなみに距離目盛はなくてもなんとかなります。マニュアルオートフォーカスをする際も距離目盛がなくても、画面を見ながら合わせられるデジタルカメラであれば問題ありません。

フィルム時代の名残のようなものですね。まぁあったらあったで便利ですが、なくても大丈夫です。

解像度(画質)が違う

カメラの画質というと、画素数が一番に思い浮かぶ人が多いと思います。

しかし、レンズにも性能があります。明確な指標がないのですが、安いレンズの方が解像度が低い傾向にあります。

高いレンズは解像度が高く画質がよくなります。実際に撮影しましたので、比較してみましょう。

【安いレンズ】

安いレンズの解像度

安いレンズで撮影された写真をアップにしたものです。やや文字がかすれて表示されています。

【高いレンズ】

高いレンズの解像度

こちらは高いレンズで撮影された写真をアップにしたものです。文字にメリハリがあるのが分かりますね。

少々分かりにくかったかもしれないので、もうすこし分かりやすい例を出したいと思います。

【安いレンズ】シグマ17-50mm

安いレンズの解像度

こちらは安いレンズで撮影されたものを切り抜いた写真です。解像度は少々悪いのが分かります。

また、解像度だけではなく、色のメリハリもやや悪い印象です。

【高いレンズ】EF24-70mm F2.8L II USM

高いレンズの解像度

こちらは高いレンズで撮影されたものを切り抜いた写真です。文字自体の解像度が大幅に改善しています。

また、色のメリハリもはっきりと表現されているのが分かりますね。

フレア、ゴーストがでにくい

高いレンズはフレア、ゴーストがでにくいものが多いです。逆に安いレンズはフレア、ゴーストが出やすい傾向があります。特に古いモデルの物はこういったものがでやすくなります。

高いレンズはフレア、ゴーストがでにくい

ゴーストが盛大に出ています。

 

安いレンズでゴースト

フレアがでて解像度が落ちています。

ただ、こういったフレア、ゴーストはそれ自体が味になる場合もあるため、一概に悪いとは言えないと思います。

フレア、ゴーストが好きであえて古いレンズを使う人もいます。

オートフォーカス速度が違う

安いレンズはオートフォーカスが遅い傾向があります。キヤノンであればSTM形式のオートフォーカスを採用しているものは廉価版です。

USMやナノUSMを搭載しているレンズはかなりオートフォーカスが速くて信頼度が格段に高いです。

オートフォーカスは広角や標準域では重要ではないため、標準域以下を使う方はSTM形式でも良いと思います。

しかし、望遠レンズや超望遠レンズなどを利用する場合はナノUSMやUSMを搭載している高級機がおすすめです。

高いレンズと安いレンズの写りの違いはわかるか?

結局のことろ、高いレンズと安いレンズの写りの違いはわかるのか?という疑問がありますね。

それでは実際に2枚を比較してみたいと思います。

【安いレンズで撮影】

安いレンズで撮影した

シグマ17-50mm F2.8 EX DC OS HSMという実売2万円クラスのレンズで撮影しました。シグマ製ですので、かなり格安のレンズです。

背景ボケは綺麗にきまっており、被写体が浮かび上がっていて良いですね。実売2万円のレンズでも十分な実力はありますね。

ただ、やはり質感やメリハリという面では少々物足りません。

【高いレンズで撮影】

高いレンズで撮影した

EF24-70mm F2.8L II USMという実売20万円クラスのレンズで撮影しました。

背景ボケは美しく表現され、被写体も綺麗に浮かび上がっています。

注目して欲しいのが質感ですね。被写体の質感は安いレンズで撮影したものよりも遥かに綺麗に撮れていると思います。

個人的にここまで差が出るとは思っていなかったので驚きです・・・。

 

個人的な結論。違いは比較するとわかる。安くて良いレンズもアリ

個人的な結論としては、安いレンズと高いレンズの違いは比較すると分かるということですね。

やはり高いレンズはしっかりとした写りをするものが多いです。

ただし、安いレンズの中にも良いレンズが紛れ込んでいたりしますw

そこで安くても良いレンズを紹介する記事を用意しました。こちらには掘り出し物のレンズが多数あります・・・!高いレンズを購入する前にこちらのランキングをチェックしてみてください。

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