カメラ基礎知識

ミラーレスとスマホの違いを徹底解説 一眼はもう要らない?

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本記事は【ミラーレスとスマホの違い】を分かりやすく解説している記事です。

両方持っているプロカメラマンが解説する貴重な情報ですので、お見逃しのないようにご注意ください。

では、本題に入ります。

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スマホがあればカメラは要らない? スマホカメラは一眼レフ並み?

ここ数年、スマホカメラの進化が凄まじいです。最近だと4眼、5眼なんてのも出てきてますね。そういった流れの中でよく耳にするのが以下のような声です。

 

  • 「スマホとミラーレスカメラの違いってなに?」
  • 「もはや一眼並みの性能なの?」
  • 「一眼カメラってもう要らなくない?」

スマホカメラがここまで進化してきてると当然湧いてくる疑問ですよね。今回はこういった疑問に、カメラ歴が長い筆者の立場から違いを述べていきます。

 

また、こういった疑問のせいでカメラの購入を迷ってる方もきっと多いですよね?記事の後半ではこういった方に向けて実際の筆者の経験も踏まえつつ悩みに答えて行くのでぜひ最後までご覧下さい。(今回の記事では"ミラーレス"と"一眼"はほぼ同義として使ってます)

 

スマホとミラーレスの違いについて比較

最初にスマホカメラとミラーレスの違いをざっくりと見てみましょう。以下の表にスマホカメラとミラーレスの得意事項をまとめてみました。

 

ミラーレス スマートフォンカメラ
値段
解像度
ボケ
ズーム
携帯性

 

結論から述べると、カメラの性能だけで言えばまだまだ一眼が有利です。下でも述べますが最近のミラーレスはどんどん進化してきています。昨年〜今年にかけてミラーレスでも「フルサイズ機」という、カメラとして非常に性能の高い機種がNikon、Canon、Panasonicから発売されました。解像度やレンズの性能もそれらに合わせスケールアップしており、今まで以上に「綺麗」かつ「ボケる」といった写真を撮影することが可能となりました。

 

スマホカメラの進化に視線が集まり気味ですが、背景ではミラーレスカメラも進化してきているんです。次にミラーレスカメラの強みを具体的に述べていきます。

ミラーレスの利点

 

解像感のある写真が撮れる

まずスマホと一眼では解像度が異なります。解像度とは簡単に述べると画像のきめ細かさのことであり、解像度が大きいほど写真がより鮮明に映し出されます。

スマホカメラは最近高性能化して1000万画素ほどなのですが、一眼はその倍の2000万画素以上の機種がほとんどです。

 

 

以下に実際に撮影した写真を比較してみます。

スマホカメラで撮影

ミラーレス(Panasonic GH5で撮影)

 

解像度に関してはこのままだと少し分かりにくいのですが、拡大してみると違いが出てきます。

 

 

スマホによる撮影(拡大)

 

ミラーレスによる撮影(拡大)

 

特に葉と葉の間の境界部分がミラーレスで撮影した写真の方がより鮮明に映し出されているのが分かります。

 

つまり写真を大きなディスプレイで鑑賞する場合やプリントする場合は上記のような違いが大きく感じられる場合があります。

しかし基本スマホだけでしか鑑賞しない場合は、「解像度」という点だけで見れば一眼もミラーレスもそこまで違いが分かりません。

 

ボケのある写真が撮れる

今はスマホカメラでもボケた写真が撮影可能ですが、この「ボケ」の機能に違いはあるのでしょうか。

これも結論から述べてしまうと「ミラーレスの方が断然ボケます」。今回も写真例をで確認していきましょう。

 

スマホ(iPhone X)で撮影

 

ミラーレス(panasonic GH5)で撮影

 

1枚目がスマホでの撮影、2枚目がミラーレスカメラによる撮影です。ミラーレス機で撮影した写真の方が背景が大きくボケている事が分かります。スマホで撮影した写真も背景がボケていますがボケの量にかなりの差があります。

この比較から分かるようにボケを用いた写真表現をしようと思ったらミラーレスカメラにまだ軍配が上がります。

 

 

レンズを変えることでズームができる

ミラーレスなどの一般的な一眼カメラはレンズを交換することができます。レンズを変えると、ふわっとした描写になったり、ボケの量をコントロールしたり、暗いところでもより明るく撮ったりと、そのレンズによって様々な変化を起こすことができるのですが、その数ある変化の中で特に重要なのが、「焦点距離」の変化です。焦点距離ってナニ??という方は「焦点距離=そのレンズが得意なズーム具合」と、お考えください。

 

 

焦点距離大 遠くのものを撮るのが得意
焦点距離小 近くのものを撮るのが得意

 

では得意、不得意なズーム具合とはどういうことでしょうか?

それこそスマホカメラのズームを思い出して頂けると分かりやすいです。スマホカメラで極限までズームして写真を撮るとすごく粗い、ザラザラした写真になってしまう、という経験はありませんか?あの現象はスマホカメラが極限ズームの領域での撮影が不得意なため起こることなんです。

 

対して一眼は、レンズごとにそのレンズの得意領域が決まっています。遠くのものを撮るのが得意なレンズ、近くのもの撮るのが得意なレンズ、といった感じで各領域ごとにその領域のスペシャリスト達がいます。なので「今日は飛行機を撮ろう!」となれば遠くのものを撮るスペシャリスト(焦点距離が大きいレンズ)、「花を綺麗に撮りたい!」となれば近距離のものを撮るスペシャリスト(焦点距離が小さいレンズ)達を連れて行けばよい、と言うことです。

 

このように撮る対象によってレンズを変える事ができるのもミラーレスカメラの強みです。

簡単にスマホと連動し、撮ってすぐ確認が可能

最近のミラーレス機は簡単にスマホと連動できて、撮った写真をすぐスマホに転送することができます。(転送の方法はこちらの記事で解説していますhttps://aozora-ref.com/ichiganrefu-sumaho-tensou)

 

一眼に抵抗がある方の中に「私パソコン使えないし...」などの不安がある方もいらっしゃるかも知れません。しかし最近は実に簡単に撮ってすぐスマホに送り、インスタに投稿するといったことが可能です。

【発展】RAW形式撮影による高度な編集

ちょっと発展的な内容です。が、個人的にはかなり重要な違いだと感じてます。多くの一眼カメラはのちの編集に適したフォーマットであるRAWデータによって写真を保存する事ができます。一般的な「JPEG」による記録と様々な違いがあるのですが、ざっと「のちの編集により写真に深い色味を与える事ができる」フォーマットであるとお考えください。

 

実際の写真を見て頂けると分かりやすいと思います。以下の2枚の写真を見比べてください。

撮ったままの通常の写真

 

RAW撮影×現像ソフトによる編集

 

1枚目は撮ったままの写真、2枚目がRAW形式で撮影してRAW編集ソフトにて編集を施したものです。1枚目でも十分ですが、RAW形式で撮影する事で2枚目のようなちょっと非現実的で印象的な写真を作り上げる事ができます。宣材写真などの商用の写真撮影は多かれ少なかれほぼ必ずこのRAW形式による記録、編集が行われています。

 

このRAW編集の工程を「レタッチ」と称したりしますが、写真表現におけるクリエイティブな部分の一つであり、非常に奥が深いです。

 

 

 

 

スマホの利点

上ではミラーレスの利点ばかり述べてきましたが、スマホカメラが便利だと感じる場面もよくあります。とはいえ、カメラだけの性能で言えばやはり一眼には敵わないのでそれ以外の部分でのメリットになってきます。

お金がかからない

真っ先に思い浮かぶメリットですよね。スマホカメラは本体の購入だけで手に入り、それ以外の費用が一切かかりません。

 

私もそうでしたが、ぶっちゃけ一眼購入に踏み切れない方の大半は、一眼カメラの価格にやられている人ではないのでしょうか?ボディで安いものでも最低4〜5万円はかかります。さらに上でも述べたように、一眼は基本的に交換レンズが必須になるのでお金がどんどんなくなっていきます(泣)

 

それに比べ(スマホを買うという)初期投資のみで使えるスマホカメラは価格面から見て非常に魅力的であると言えます。

コンパクト

これも大きな利点です。一眼カメラを使ってると度々感じることなのですが、やはりカメラにとって「軽さは正義」です。近年カメラ市場が一眼レフ機からミラーレス機にシフトしてきてるのもこの要因がとても大きいのではないか、と考えてます。筆者もカメラ持ち歩いてる時でさえ、すぐパパッと撮りたいときはスマホカメラを使うなんてことがよくあります。

 

また三脚やスタビライザーなどの機材はカメラが軽いほど安くなるので、スマホをメインに撮影してる方はこういった機材周りでもメリットがあります。

【重要】ミラーレスを買おうか迷っている方へ

上までの説明でミラーレスの利点、スマホカメラの利点が分かって頂けたと思います。ただそれでも「やっぱりミラーレス買うか迷う...」そんな方も多いでしょう。以下はそんな方に向けた記事です。

 

【結論】迷ったらとりあえず買っちゃおう

結論はこれだけです。とりあえず、買っちゃうことをオススメします。正直、ここまで読んでくれた方って相当購入を迷ってる方なのかな?って思います(笑)迷ったら行動してみよう!ってのが私なりの意見です。

私も数年前にカメラと出会ってからかなり人生が変わったと自負してますが、はじめの購入のきっかけはただ綺麗に写真を撮りたいという些細なことでした。

今までにない経験、体験を提供してくれる可能性がカメラにあると私は自信を持って言えます。

【実話】カメラを買って本気で後悔している人を見た事がない

私はカメラを初めて購入してから実にいろんな方と写真を撮りに行ったのですが、カメラを購入して本気で後悔している人を本当に一度も見た事がありません!まあ一緒に撮りに行くくらいカメラ好きな方達なので当然かもですが...(笑)

しかしたまにしかカメラを使わない友人など見てても、旅行でちょこっと持ち出してインスタにキレイな写真をあげてたり、カフェでおしゃれな写真を撮っていたりと、各人どこかしらにカメラを使うタイミングを設定しており、カメラが家の奥底に眠ってるなんていう人はめったに出会わないです。

私ほどに熱中してしまうような人は稀かもしれませんが(笑)、しかし持っていたら確実に使用する機会はあり、恩恵を感じる場面は多いはずです。

 

【それでも後悔したら...】安心してください。カメラは「売れます」

とはいえ、カメラって金額が金額なので怖いですよね。「使ってみたけど合わないってなったらどうしよう...」、そんな不安を抱く方も居るでしょう。

結論から言うと、こういう場合はカメラを売ってしまえばokだと思います。実はカメラは他の家電、電気用品に比べて買取してもらいやすいんです。

基本的にハイエンドモデルほど高値がつきます。が、エントリー機などの初心者向けの機種でも全然売れて、実売価格の半額以上で売れるものも存在します。

価格.comによる(2019年.8月下旬)

 

上の写真は価格.comによる買取相場です。たとえば入門機として定番のCanonのkissシリーズX8iであれば、実売価格はは7万円前後(2019年8月下旬頃)なので半額に近い額で売れる事になります。だから購入するときは「7万の買い物だ!...」と気負わず、「ダメだったら売って半額回収しよう」程度の心持ちで良いと思います。

ただし少しのキズやスレ、箱や説明書の有無などで買取の値段が大きく変わる場合もあるのでカメラの取り扱いには気をつけましょう!

 

はじめに中古カメラを買うのってどうなの?

カメラ購入の手段として中古カメラの購入も考えられます。「初めは新品から買ったほうが良いのかな?」などと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言えば大いにアリです。私も中古レンズ、中古カメラをよく購入する(むしろ最近は中古の方が多いです)のですが、きちんとした買取屋であれば中古も新品もほぼ違いが分かりません。さらに今は中古であれど、保証も付く場合がほとんどですね。

このようにぶっちゃけ新品も中古もほとんど変わらないのではじめはお試しで中古から入るのは大いにアリです。

 

 

ついでに私が中古品を買うときにお世話になってる店舗も紹介します。

【Map Camera :Map Camera

・何より品数が最大級です。保証も充実してます。実店舗もある(都内)ので、気になった商品があったら実際に足を運んで確認できる点も良いですね。

 

 

まとめ

買ったらその分いっぱい撮って、いっぱい勉強しよう

記事前半ではミラーレスとスマホカメラの良さをそれぞれ述べ、後半ではカメラ使用者としての筆者の立場から、カメラを一度持ってみることをオススメしました。

カメラは奥が深く、突き詰めると本当に楽しいです!ただ、カメラを買ったら買ったではじめは様々な困難に当たるかと思います。F値だのISOだのシャッタースピードだの。わからない単語の羅列で戸惑ってしまうかも知れません。

そんな初心者の方向けに本ブログでは初心者の方向けに様々な記事を用意しています。なので分からない事が出てきたらその都度このブログへ戻ってきてください!

 

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