タムロンのレンズは様々な種類があります。
あまりに種類が多すぎて、どれを買えば良いかわからない・・・
という方のために本記事では、タムロンのおすすめのレンズについて徹底解説していきます。
目次
タムロンのレンズの特徴。写真家の評価
評価1.画質面で純正を超えるレンズもある
タムロンのレンズは昔、画質が悪かったです。
純正よりも画質が劣っており、解像度が低いという弱点がありました。シャープな写真というよりは、フワフワとした柔らかい雰囲気の写真で、悪く言えばぼやけた写真です。
しかし、最近のタムロンのレンズは非常に優秀で純正よりも解像度が高いレンズも多く出てきています。
古いレンズは評価が悪いですが、最近発売されたレンズのほとんどは評価が高いのが特徴です。
評価2.シグマと比較すると軽いレンズが多い
サードパーティ製レンズと言えばシグマが有名です。
シグマはレンズに真鍮を多く使って堅牢性などを高めていますが、その分重くなります。タムロンの方がレンズ自体は軽い場合が多いため、使い勝手を重視する場合はタムロンがおすすめです。
また、シグマとタムロンでは少し前まではシグマは画質が優位でしたが、タムロンもかなり質を上げてきています。
本記事で紹介しているレンズはシグマ、純正と比較した上でタムロンの良いレンズを紹介していますので、チェックしてください。
評価3.安くて良いレンズを取り揃えている
タムロンの最大の特徴は安くて良いレンズが多いことです。
例えば24-70mmのレンズを買おうとした場合は・・・
- 純正レンズ20万円
- タムロンレンズ10万円
といったように純正よりもかなりお得に購入することができます。
しかも性能は純正と同程度かそれ以上のレンズもありなかなか侮れません。コスパが良いレンズを探している方はタムロンレンズをチェックしましょう。
タムロンのおすすめのレンズランキング
SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2
レンズ構成 | 17群23枚 |
---|---|
最短撮影距離 | 0.95m |
最大撮影倍率 | 1:6.1 |
フィルター径 | φ77mm |
最大径 | φ88mm |
長さ* | 193.8mm (キヤノン用) 191.3mm (ニコン用) |
質量** | 1,500g (キヤノン用) 1,485g (ニコン用) |
絞り羽根 | 9枚 (円形絞り)*** |
最小絞り | F/22 |
手ブレ補正効果 | 5段 |
対応マウント | キヤノンEFマウント用 ニコン用 |
開放F2.8の高級望遠レンズ
SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2は開放F2.8通しの高級望遠レンズです。純正で購入すると価格がかなり高くついてしまうこともあり、タムロンで購入する方も増えてきています。
手振れ補正5段分
SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2は手振れ補正がなんと5段分も付いています。純正に引けを取らない手振れ補正効果がありかなり良いと思います。
特に200mmでの望遠撮影においては手振れの影響がでやすいため5段分の手振れ補正があるのはかなり心強いです。
質量が1500gでシグマよりも軽い
シグマの場合は1805gとなっており、流石に手持ちではやや厳しい印象です。
SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2は約1500gでシグマよりも軽量な設計となっています。質量は純正とほぼ同じくらいですので、同じ感覚で扱えるかと思います。
解像度が高く純正を凌ぐ高画質
私はEF70-200mm F2.8L IS USMを所有していますが望遠レンズとして非常に使い勝手が良く重宝しています。が、旧式で画質に不満があります。
70-200mmはキヤノン、ニコン、SONYなど様々なメーカーが新型を投入してきていますが、SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2は純正とほぼ同等か、それ以上の画質を誇ります。
値段が安くて画質が良く、個人的にはおすすめ度はかなり高いです。
最短撮影距離が0.95mで接写にも対応
SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2は最短撮影距離が0.95mで近くの被写体を撮る際にも扱いやすいです。キヤノンでは最短撮影距離が1.2mなどとなっており旧式よりは改善されてきていますが、タムロンと比較するとまだまだです。使い勝手が良いので、個人的には純正よりもおすすめできるレンズです。
【おすすめの撮影シーン】
- 結婚式でグッと寄った写真を撮りたい方
- ポートレートを撮りたい方
- お花を撮りたい方
【向いていないシーン】
- 軽量コンパクトなカメラが欲しい方
- 旅行で便利なレンズを探している方
28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)
焦点距離 | 28-75mm |
---|---|
明るさ | F/2.8 |
レンズ構成 | 12群15枚 |
最短撮影距離 | 0.19m (WIDE) / 0.39m (TELE) |
最大撮影倍率 | 1:2.9 (WIDE) / 1:4 (TELE) |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径 | Φ73mm |
長さ* | 117.8mm |
質量 | 550g |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | F/22 |
対応マウント | ソニーEマウント用 |
24-70mm F2.8 GMとほぼ同等の解像度
28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)はSONYのFE24-70mm F2.8 GMとほぼ同等の解像度を誇りかなり画質が良いです。
広角から望遠まで開放で安心して使えるレンズです。
重量が軽くコンパクト
純正のFE24-70mm F2.8 GMの重量が886gでかなり重たいのに対し、28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)は550gで軽量になっています。
さらにコンパクト性も高く、F4通しのレンズのように小型になっています。SONYのα7シリーズやα9シリーズとの相性が極めて良く、標準レンズとして大活躍します。
価格が安い
SONYの純正と比較してもかなり割安で購入することができるレンズです。
無理に純正を買わずに、安く済ませて他のアクセサリーに投資するなどの余裕が生まれるため、価格を重視する方にはおすすめです。
広角が28mmなのが弱点か
画質も良くコンパクトなレンズですが、広角側が28mmからになっています。小型&コンパクトにするため広角を削ったのだと思いますが、この点が少し残念だと思います。
広角をよく撮る方は純正を選ぶのが良いと思います。個人的には広角はあまりとらないので、選ぶとしたらタムロンを選びます。
【おすすめの撮影シーン】
- 旅行
- 登山
- ポートレート
- 結婚式で万能に撮る場合
【おすすめしない撮影シーン】
- 風景を幅広く撮りたい方
- 望遠で遠くの被写体を撮りたい場合
SP24-70mm F2.8 Di VC USD G2
焦点距離 | 24-70mm |
---|---|
明るさ | F/2.8 |
レンズ構成 | 12群17枚 |
最短撮影距離 | 0.38m |
最大撮影倍率 | 1:5 |
フィルター径 | Φ82mm |
最大径 | Φ88.4mm |
長さ*1 | 111mm(キヤノン用) 108.5mm(ニコン用) |
質量 | 905g(キヤノン用) 900g(ニコン用) |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | F/22 |
手ブレ補正効果 | 5段 |
対応マウント | キヤノンEFマウント用 ニコン用 |
シグマよりも手振れ補正の性能が高い
SP24-70mm F2.8 Di VC USD G2は標準ズームレンズですが、シグマのレンズよりも手振れ補正の性能が高く信頼性があります。
手振れ補正効果は5段分あり、かなり使い勝手が良いです。
シグマよりも画質が良い。純正よりはやや劣る
SP24-70mm F2.8 Di VC USD G2の画質についてですが、シグマ製のレンズよりも性能は上です。画質が良く信頼性があります。
しかし、標準ズームレンズのF2.8クラスとなるとやはり純正が強いです。
最強の画質を求めるのであれば純正が良いと思います。
24-70mm F2.8では純正は価格が高い
純正レンズは価格が高く、なかなか入手しづらいと思います。SP24-70mm F2.8 Di VC USD G2は価格が安く新品でもお得に購入することができます。
価格、性能、画質のバランスが良くできているレンズだと思います。
【おすすめの撮影シーン】
- 旅行
- 登山
- ポートレート
- 結婚式で万能に撮る場合
【おすすめしない撮影シーン】
- 風景を幅広く撮りたい方
- 望遠で遠くの被写体を撮りたい場合
18-400mm F3.5-6.3 DiII VC HLD
焦点距離 | 18-400mm |
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明るさ | F/3.5-6.3 |
レンズ構成 | 11群16枚 |
最短撮影距離 | 0.45m* |
最大撮影倍率 | 1:2.9 |
フィルター径 | Φ72mm |
最大径 | Φ79mm |
長さ** | 123.9mm (キヤノン用) 121.4mm (ニコン用) |
質量 | 710g (キヤノン用) 705g (ニコン用) |
絞り羽根 | 7枚 (円形絞り) |
最小絞り | F/22-40 |
手ブレ補正効果 | 2.5段 |
標準付属品 | 花型フード、レンズキャップ |
対応マウント | キヤノン用/ニコン用 |
世界で初めて18-400mmを実現した超望遠高倍率ズームレンズ
18-400mm F3.5-6.3 DiII VC HLDは世界で初めて18-400mmという超望遠高倍率ズームレンズを実現したレンズです。
本レンズでは圧倒的な望遠から、広角まで一本で対応することができます。旅行などでレンズ交換の手間から解放されるため、利便性を優先したい方にはおすすめのレンズです。
画質はやや悪くオートフォーカスも遅い
18-400mm F3.5-6.3 DiII VC HLDは焦点距離の幅が広く、広角から超望遠まで対応しますが、その分画質が良くないです。
また、オートフォーカス性能もイマイチな部分があるため、運動会などでは活躍が厳しいと言えます。
フルサイズには対応していない。APS-C専用レンズ
18-400mm F3.5-6.3 DiII VC HLDは、フルサイズのカメラには対応していません。APS-C専用のレンズですので、購入の際にはご注意ください。
【向いている撮影シーン】
- レンズ一本で万能な写真を撮りたい方
- 旅行用として1本だけ持ち歩きたい方
【向いていない撮影シーン】
- 暗いシーンでの撮影
- 運動会など高速なオートフォーカスが求められるシーン
100-400mm F4.5-6.3 Di VC USD
明るさ | F/4.5-6.3 |
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レンズ構成 | 11群17枚 |
最短撮影距離 | 1.5m |
最大撮影倍率 | 1:3.6 |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径 | Φ86.2mm |
長さ* | 199mm (キヤノン用) 196.5mm (ニコン用) |
質量 | 1,135g (キヤノン用) 1,115g (ニコン用) |
絞り羽根 | 9枚 (円形絞り) |
最小絞り | F/32-45 |
手ブレ補正効果 | 4段 |
対応マウント | キヤノン用/ニコン用 |
400mm対応のライトバズーカ。機動力抜群
100-400mm F4.5-6.3 Di VC USDは400mmまで対応している超望遠レンズです。通称ライトバズーカとも言われており、軽量さがウリです。
気軽に400mm撮影をしたい方におすすめです。
全体的に良好な画質
軽量化されている分画質が悪いと思われがちですが、画質については全体的に良好です。しかし、めちゃくちゃ画質が良いというわけではありません。
画質は純正の方が僅かに良いが価格が半値くらい
画質については、純正の方が良いです。画質を追求したい方は純正を選んだ方が良いでしょう。
100-400mm F4.5-6.3 Di VC USDの最大の長所は価格です。純正と比較すると新品でもかなり安く購入することができます。
コストパフォーマンスを追求したい方におすすめです。
【向いている撮影シーン】
- 運動会
- 入学式、卒業式
- ディズニーパレード
- 遠くの被写体を撮りたい場合
【向いていないシーン】
- 風景写真
- 旅行
- 画質を徹底的に追求したい方
SP15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model:A041)
焦点距離 | 15-30mm |
---|---|
明るさ | F/2.8 |
レンズ構成 | 13群18枚 |
最短撮影距離 | 0.28m (ズーム全域) |
最大撮影倍率 | 1:5 (f=30mm時) |
フィルター径 | 装着不可* |
最大径 | Φ98.4mm |
長さ** | 145mm (キヤノン用) 142.5mm (ニコン用) |
質量 | 1,110g (キヤノン用) 1,100g (ニコン用) |
絞り羽根 | 9枚 (円形絞り)*** |
最小絞り | F/22 |
手ブレ補正効果 | 4.5段 |
対応マウント | キヤノンEFマウント用 / ニコン用 |
15mm&F2.8クラスの超広角レンズとしては珍しい手振れ補正付き
SP15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model:A041)はなんと、手振れ補正付きです。15mmという超広角レンズでありF2.8という明るさを実現しているレンズとしては、非常に珍しいです。
手振れ補正が付いているため、やや暗いシーンでもブレなく高解像度の写真を撮ることができます。
キヤノンやニコンの純正よりも光学性能が高い
キヤノンやニコンのレンズと比較すると画質が良く光学性能は非常に良いです。手振れ補正も付いているため実際の解像度は体感以上に上がるレンズです。
超広角レンズを探している方に是非おすすめしたいレンズと言えます。
フィルターが使えないことに注意が必要
SP15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model:A041)の弱点は、レンズプロテクターなどのフィルターを使用することができない点です。レンズ自体が前面に飛び出しているため、傷を付けないように注意して持ち運ぶ必要があります。
【向いているシーン】
- 星空撮影
- 夜景撮影
- 風景写真
- 旅行写真
【向いていないシーン】
- 背景をぼかした写真
- 遠くの被写体を撮りたい方