デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラを購入すると、カメラ以外にもいろいろと必要であるということに気が付きます。
しかし、家電量販店の店員さんに聞いても色々すすめてきますが、別に必要でないものも紹介されることもしばしば・・・。
そこで、今回はデジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラと長くお付き合いするためにも必要なものを紹介したいと思います。
デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラを購入したら必要なもの
SDカード
一眼レフを購入したら、必ず必要になるものがSDカードです。
SDカードには様々な種類がありますが、着目する点は転送速度と容量です。
必要な容量は?
32GB以上がオススメです。
一眼レフ、ミラーレスカメラは生データ(簡単に言うと最高画質)で保存すると写真1枚につき、20MGほどの容量になります。
生データでなくJPEG形式で保存した場合でも10MGは必要になります。
生データとJPEG形式を両方保存する場合は30MBくらいの容量になってしまいます。
32GBあれば両方保存した場合でも1000枚は撮れる計算になるため、容量不足に悩まされることは無いと思います。
SDカードは家電量販店等で購入するとかなり高いため通販での購入がオススメです。
転送速度は?
クラス10以上で、UHS-1対応がオススメです。
クラス10とは最低転送速度を10M/秒を保証しますよ、という意味があります。
クラスは2、4、6、10の4種類がありますが、今やクラス10が当たり前になりつつあります。
UHS-1というのは最高で104M/秒の転送速度があります、という意味です。
UHS-1はカメラ本体が対応していない場合がありますので、自分のカメラの仕様を確認しましょう。
カメラ本体が対応している場合はUHS-1対応SDカードを推奨します。
対応していない場合はUHS-1非対応のSDカードでOKです。
UHS-1非対応のSDカードの方が若干ですが、安めに入手できます。
転送速度が遅いと連写が途切れてしまうことがありますので、最適なSDカードを探しましょう。
交換レンズ
デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラは本体だけでは写真の撮影を行うことはできません。本体にレンズを装着することではじめて写真を撮影することが出来るようになります。
デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラには様々な交換レンズがあり、目的に合ったものを選ぶと良いです。
標準レンズ | 標準的なズームレンズ。普段使いに最適。 |
広角レンズ | 広い範囲を撮影可能。広大な風景の撮影に最適。 |
望遠レンズ | 遠くの被写体をドアップで撮影できる。大きな背景ボケが特徴。 |
単焦点レンズ | ズーム機能は無いが、驚異的な背景ボケと高画質が特徴。 |
マクロレンズ | 小さな被写体をドアップで撮影出来る。 |
当サイトでは人気の高いレンズを紹介しています。合わせてチェックしてみましょう。
【キヤノン】
【ニコン】
【ソニー】
【オリンパス】
【番外編】
最初のレンズに、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラに付属しているキットレンズを選ぶ方が多くいますが、個人的には単焦点レンズがオススメです。
デジタル一眼レフカメラ、ミラーレスカメラで撮影する醍醐味の一つに背景ボケが挙げられます。単焦点レンズであれば、強烈な背景ボケの写真を簡単に撮ることが出来ます。
単焦点レンズは付属のキットレンズでは絶対に撮ることが出来ない写真を撮ることが出来ますし、写真の腕も上がりやすいと言われています。
上の写真は単焦点レンズのCANON EF50mm1.8で撮影したものです。見事な背景ボケです。キラキラとした玉ボケも作りやすいのが単焦点レンズの特徴です。
単焦点レンズは価格も安く初心者でも入手しやすいのが特徴です。
レンズプロテクター
レンズのガラス面を保護してくれるプロテクターです。
レンズの先に取り付けることで、ホコリや傷からレンズのガラス面を守ってくれます。
以前、佐久島に旅行へ行ったときにレンズを強く壁にぶつけてしまい、レンズプロテクターが割れました。
もし、レンズプロテクターを装着していなかったらと思うとぞっとします・・・。
レンズは安くても数万円~数百万円する高価なものです。
レンズプロテクターは1000円程度で購入可能ですので、装着しておきましょう。
レンズ口径に注意
レンズプロテクターにはサイズがあります。
自分のレンズの口径を確認して購入しましょう。
口径が違うと装着することはできません・・・。
PLフィルターやNDフィルターは目的が違う
レンズプロテクターに似たものにPLフィルターやNDフィルターなどがあります。
PLフィルターは水面の反射を抑えたり、緑を深い緑にしたりする効果があります。
NDフィルターは減光フィルターともいわれ、人間でいうサングラスのようなもので主にシャッタースピードを調節する目的で使用します。
他にも様々なフィルターがありますが、これらは出来上がりの写真に影響するため常に装着するようなものではありません。
保護目的であればレンズプロテクターを購入しましょう。
デメリットは?
レンズプロテクターのデメリットは画質の低下の恐れがあることです。しかし、通常の撮影であれば、ほとんど気になることもないと思います。
レンズプロテクターについては下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてください。
Kenko レンズフィルター MC プロテクター NEO 58mm レンズ保護用 725801
液晶保護シート
液晶保護シートは一眼レフ、ミラーレスカメラを購入したら必要なものです。
一眼レフ、ミラーレスカメラの液晶画面は傷がつきにくい構造にはなっていますが、それでも万全ではありません。
以前、ルミックスのミラーレス一眼を使用していたのですが、液晶画面が傷だらけになってしまいました。
液晶保護シートを貼っておけば良かったなぁと後で後悔したものです。
ということで、今は購入したカメラには必ず貼るようにしています。
また、一眼レフはファインダーを覗き込むため、どうしても顔面が液晶画面に当たります。
顔面が当たるということは、皮膚の油や汚れが液晶画面に付着するということになります。
スマートフォンや携帯電話のように一眼レフの液晶画面は汚れるのです。
そのため、液晶保護シートを貼っておいた方が安心です。
実売価格は1000円程度です。
レンズペン
一眼レフ、ミラーレスカメラを購入したらレンズペンは購入しておきましょう。
レンズペンとはレンズの掃除道具です。
レンズが汚れていると画面に写り込んでしまう場合があるため常に綺麗にしておきましょう。
レンズペンの特徴は初心者でも簡単にレンズをピカピカに磨くことが出来ます。
また、レンズのみではなく、プロテクターや液晶画面にも使えるため大変重宝します。
価格も安価であるため持っておいた方が良いです。
防湿庫
一眼レフ、ミラーレスカメラを買ったら必要になるものとして防湿庫があります。
防湿庫とはカメラを湿度から守りカビの発生を防ぐための保管庫です。
日本の平均湿度は約70%ともいわれていて非常にカビが発生しやすい環境です。
ヤフオクなどで中古レンズを見てみるとわかりますが、カビの発生したレンズが多数出品されています。
万が一カビが発生すると修理にレンズ1本で数万円ほどかかります。
レンズのカビは自分で修理する人もいますが、初心者ではなかなか難しいと思います。
大手か中国製か
予算が許せば大手でも良いですが中国製もOKだと思います。
防湿庫の大手メーカーはトーリ・ハンと東洋リビングです。
これらのメーカーの作る防湿庫はかなりクオリティが高いのですがいかんせん高いです。
しかし、最近は中国製の防湿庫もありかなり安価になりました。
管理人は中国製の安い防湿庫を2台所持しています。
購入時は少し不安でしたが、今のところ2台とも故障等は発生せず湿度も適切に管理できています。
25リットルのタイプは1万円、21リットルのタイプは7000円ほどで購入出来ました。
これくらいの値段なら初心者でも手を出しやすいのではないでしょうか。
防湿庫はアマゾンよりも楽天の方が安い傾向があります。
安さを追求するなら
とにかく安くしたいという場合はドライボックスを使用すると良いでしょう。
オススメはHAKUBAのドライボックスで安定的に保管が出来ます。
ドライボックス本体と除湿剤で2500円ほどです。
ただ、ドライボックスの弱点としては、除湿剤を1年ごとに交換する必要があり面倒くさいという点があります。
管理が面倒になって結局防湿庫を購入するという人もいますので、慎重に検討しましょう。
三脚
一眼レフ、ミラーレスカメラを購入したら是非持っておきたいのが三脚です。三脚があれば、花火の写真や星空の写真、夜景を綺麗に撮ることができるようになります。
こちらの夜景は三脚を使用して撮影しました。三脚があれば手振れすることなく美しく写真を残すことができます。
三脚を使用して紅葉を撮影してみました。手持ちではなかなかここまで美しく撮ることはできません。
三脚は安価なプラスチック製のものも多く出回っていますが、長く使うのであればアルミやカーボン製のものがいいでしょう。